特許
J-GLOBAL ID:200903000369962359
卵胞からの卵子採取装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
廣江 武典
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-603599
公開番号(公開出願番号):特表2002-537935
出願日: 2000年03月10日
公開日(公表日): 2002年11月12日
要約:
【要約】卵胞から卵子(9)を採取する装置であって、フラッシュ技術と吸引技術とを組み合わせて利用しており、卵胞内に挿入される鋭利な先端を備えた針体(1)を含んだ双腔針と、卵胞から卵子を吸出する卵子吸出ルーメン(7)と、卵胞内にフラッシュ液を注入するフラッシュルーメン(11)とを含んで構成されている。針体(1)は外管(13)と、その内部に提供された内管(15)とを含んでいる。フラッシュルーメン(11)は内管(15)内であり、卵子吸出ルーメン(7)は外管(13)の内壁と内管(15)の外壁との間の隙間に提供されている。本装置はさらにコネクタ本体(19)を含んでおり、その前端(23)は針部分(17)と連結されている。内管(15)の外径は外管(13)の内径よりも小さい。内管(15)はフレキシブルなプラスチック材料で提供されている。
請求項(抜粋):
卵胞から卵子を採取する装置であって、フラッシュ処理と吸引処理とを利用するものであり、 卵胞内へ挿入される針先端部(3)を有した針体(1)と、卵胞から卵子(9)を吸出する卵子吸出ルーメン(7)と、該卵胞内にフラッシュ液を注入するフラッシュルーメン(11)とを含んで成る双腔針であって、前記針体(1)は、外管(13)と、該外管(13)内に提供され、該外管(13)の少なくとも一部に沿って延びる内管(15)と含んでおり、前記フラッシュルーメン(11)は該内管(15)の内壁内に存在し、前記卵子吸出ルーメン(7)は該内管(15)の外壁と前記外管(13)の内壁との間のスペースに存在している構成を有した双腔針と、 コネクタ本体(21)を有したコネクタ(19)であって、該コネクタ本体(21)はその前端(23)を前記針先端部(3)の針部分(17)に接続させており、その後端(25)に卵子排出用の開口部(27)を備えており、該開口部(27)と前記卵子吸出ルーメン(7)とを連結させて卵子(9)を吸引する卵子吸出手段を提供し、前記前端(23)と前記後端(25)との間で前記コネクタ本体(21)に前記フラッシュルーメン(11)と連通状態にてフラッシュ液を該フラッシュルーメン(11)に供給するフラッシュ開口部(45)を提供して卵胞フラッシュ手段を提供する構成を有したコネクタ(19)と、を含んで成り、 前記コネクタ(19)と前記針体(1)内の前記卵子吸出手段と前記卵胞フラッシュ手段は互いに独立しており、 前記内管(15)の外径は前記外管(13)の内径よりも小さく、 該内管(15)はフレキシブルな材料で提供されており、 前記フラッシュルーメン(11)は該内管(15)内に提供されており、 前記卵子吸出ルーメン(7)は該内管(15)の外壁と前記外管(13)の内壁との間のスペースに提供されていることを特徴とする卵子採取装置。
前のページに戻る