特許
J-GLOBAL ID:200903000371711657
カゼイン加水分解物及びその製造法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
工藤 力
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-071371
公開番号(公開出願番号):特開平11-243866
出願日: 1998年03月05日
公開日(公表日): 1999年09月14日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 低分子量で、消化吸収性に優れ、低アミノ酸遊離率で、アミノ酸スコア100を有し、ほヾ無味無臭であり、溶液状態で透明で、かつ溶液状態での長期保存においても混濁、沈殿、凝集、褐変等を生じない、いわゆる保存安定性に優れた特性を具備したカゼイン分解物及びその製造法を提供する。【解決手段】 カゼインに吸着性樹脂を接触させて、味及び臭を吸着除去し、得られた樹脂処理カゼインを蛋白分解酵素で加水分解した後、不溶物を濾別し、その濾液を吸着性樹脂に接触させて、苦味ペプチド及び混濁因子等を吸着除去して無味無臭の分解物を得る。本分解物は分子量1000ダルトン以下の画分の比率が75重量%以上であり、かつ3500ダルトン以上の画分の比率が1重量%未満とするのが好適である。
請求項(抜粋):
次のa)〜g)、a)カゼインの分解率が17〜30%であることb)分子量1000ダルトン以下の画分の比率が75%(重量)以上であり、かつ分子量3500ダルトン以上の画分の比率が1%(重量)未満であることc)カゼイン加水分解物に含まれる全アミノ酸の質量合計に占める遊離アミノ酸の質量合計の割合が10%(重量)未満であることd)カゼイン加水分解物のアミノ酸スコアが100であることe)風味が無味無臭であることf)カゼイン加水分解物の10%(重量)水溶液を、セルの厚さ1cmのガラスセルを用いて540nmの波長で測定した透過率が99%以上であることg)pH4において100°Cで10分間の加熱処理し、2か月間保存後に沈殿生成がなく、かつセルの厚さ1cmのガラスセルを用いて420nmの波長で測定した吸光度が0.250以下であることの理化学的性質を有するカゼイン加水分解物。
IPC (4件):
A23J 3/34
, A23J 3/10
, A23L 1/305
, C12P 21/06
FI (4件):
A23J 3/34
, A23J 3/10
, A23L 1/305
, C12P 21/06
引用特許:
前のページに戻る