特許
J-GLOBAL ID:200903000392146828

ディスクブレーキ装置のアジャスタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179966
公開番号(公開出願番号):特開平11-022764
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 ロータ軸方向の寸法を抑えることができ、ロードプレートをピストンと摩擦パッドの間に介在させる必要がなく、小型化や軽量化に適したアジャスタを提供すること。【解決手段】 摩擦パッドをロータに押圧する一対のピストン15,16間に、偏心カムシャフト34上のアジャスタレバー38によってラチェット部材32を回転させる機構を組み込み、ラチェット部材32と一体のアジャスタギヤ30の回転を該アジャスタギヤ30に噛合した伝達ギヤ27,28を介してアジャスタねじ21,22に伝達することで、これらのアジャスタねじ21,22に螺合している各ピストン15,16をロータ側に螺出させる構成とし、さらにアジャスタレバー38はリリース動作時に揺動支点となる突起部82を装備する。
請求項(抜粋):
摩擦パッドとロータとの間の隙間調整を行うディスクブレーキ装置のアジャスタであって、前記摩擦パッドを前記ロータに押圧する一対のピストンと、前記ピストンに螺合し、回転することにより該ピストンをロータ軸方向に螺出させる一対のアジャスタねじ部材と、前記ピストン間でキャリパに保持され、前記アジャスタねじ部材を回転駆動するラチェット部材と、前記ピストン間でキャリパに軸支されているカムシャフトと、前記カムシャフトに所望の隙間を備えつつ保持されるリング部と該リング部から延出して先端が前記ラチェット部材の爪に係合するアーム部とからなり、前記カムシャフトの回転と一体に前記ラチェット部材を回転させるアジャスタレバーと、前記カムシャフトの端部に連結装備されて該カムシャフトを回動操作する操作レバーと、前記アジャスタレバーのアーム部を上方に引き上げて該アーム部と前記ラチェット部材との係合を外すマニュアルリリース用のギヤとを有し、前記アジャスタレバーが、リング部の下面の一部に前記カムシャフトに組み付けた際に高さ方向の位置決めを果たす突起部が装備され、マニュアルリリース用の前記ギヤによってアーム部に引き上げ力が作用した時に、該突起部が揺動支点となる揺動動作によりアーム部が前記ラチェット部材から外れることを特徴としたディスクブレーキ装置のアジャスタ。
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭50-020786
審査官引用 (1件)
  • 特開昭50-020786

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