特許
J-GLOBAL ID:200903000406402725
ゴム変成ビニル芳香族系樹脂組成物の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐々木 重光
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-145373
公開番号(公開出願番号):特開平11-335516
出願日: 1998年05月27日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】 耐候性、耐薬品性に優れ、同時に耐衝撃性にも優れたゴム変性ビニル芳香族樹脂組成物の製造法を提供すること。【解決手段】 あらかじめ特定のビニル系単量体をゴム質重合体に水性乳化重合法によりグラフトさせたコアシェル構造の複合ラテックス粒子の存在下に、さらにゴム質重合体を構成する単量体を重合させる3工程を経由して得られるゴム質重合体・樹脂複合粒子に、ビニル芳香族系樹脂を混合することを特徴とするゴム変性ビニル芳香族樹脂組成物の製造法を特徴とする。【効果】 上記課題が解決される。
請求項(抜粋):
ゴム質重合体を乳化重合により製造する第一工程、この第一工程で得られるゴム質重合体ラテックス粒子の存在下に、ビニル系樹脂を乳化シード重合法により製造する第二工程、および、第二工程で得られるゴム質重合体・樹脂複合ラテックス粒子の存在下に、さらにゴム質重合体を乳化シード重合法により製造する第三工程の3工程よりなり、第二工程で製造されるビニル系樹脂が、ビニル芳香族系単量体を主成分とし、これと共重合可能な他のビニル系単量体との共重合体であって、共重合可能な他のビニル系単量体の室温における水に対する溶解性が0.1mol/l以上であり、ビニル芳香族系単量体の100重量部に対し5〜100重量部を共重合されてなるものであり、第三工程で製造されるゴム質重合体が、ジエン系単量体または(メタ)アクリル酸アルキルエステル系単量体よりなる重合体、または、他の共重合可能なビニル系および/または多官能性ビニル単量体との共重合体であって、ジエン系単量体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、および、共重合可能なビニル系単量体の室温における水に対する溶解性が0.02mol/l以下のものから選択されたものであり、第二工程で製造されるビニル系樹脂量と、第一工程および第三工程で製造されるゴム質重合体合計量との重量比が1/0.2〜1/2.5、第二工程で製造されるビニル系樹脂量と第一工程で製造されるゴム質重合体量との重量比が1/0.2〜1/2、および、第一工程と第三工程で得られるゴム質重合体相互間の重量比が1/1〜1/0.1であって、第一工程および第三工程で製造されるゴム質重合体が、共にアクリル系ゴムまたは共役ジエン系ゴムであるゴム質重合体・樹脂複合ラテックス粒子をビニル芳香族系樹脂と混合して得られるビニル芳香族系重合体マトリックス中にゴム状重合体が分散してなるものであることを特徴とする、ゴム変成ビニル芳香族系樹脂組成物の製造方法。
IPC (3件):
C08L 55/02
, C08F279/02
, C08L 51/04
FI (3件):
C08L 55/02
, C08F279/02
, C08L 51/04
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