特許
J-GLOBAL ID:200903000409545985

プレキャスト鉄筋コンクリート部材による建物の軸組 構築方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-334844
公開番号(公開出願番号):特開平6-146399
出願日: 1992年11月04日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 プレキャスト鉄筋コンクリート柱部材および梁部材を接合して建物の軸組を構築する方法において、梁部材どうしの接合もモルタル方式具有継手を利用する軸組構築方法を提供する。【構成】 接合すべき一対のPC梁部材5-a、5-bの端部にモルタル方式具有継手を埋設しておくが、その一方は正規長継手(図の左側)、他方は倍長継手(図の右側)である。接合鉄筋7をあらかじめ倍長継手の部材端面に開口しているスリーブ9-d内に片寄せして挿入したまま両梁部材を下方柱部材3上に載せて建て入れ、ついで接合鉄筋を相手方梁部材5-bの方へスライドさせてその端部を該部材端面に開口しているスリーブ9-b内に挿入して接合鉄筋を埋設両継手にまたがらしめた後、継手内に流動性モルタルを注入充填することによりPC梁部材どうしのモルタル方式具有継手による迅速簡易な接合を達成できる。PC柱部材どうしの接合は従来の方法と同じである。
請求項(抜粋):
プレキャスト鉄筋コンクリート(PCと略記)柱部材および梁部材を接合して建物の軸組を構築する方法において、(イ)柱部材は、その下端部に本文記載のモルタル方式具有継手が埋設され、該継手の部材下端側鉄筋定着機構であるスリーブが部材下端面に開口し、部材奥側鉄筋定着機構には部材主鉄筋下端部が結合され、該主鉄筋上端部が部材上端面から上方に所定長突き出て露出している、構造のものであり、(ロ)梁部材は、接合関係にある向い合った部材端部にそれぞれモルタル方式具有継手が埋設され、該継手の部材端面側鉄筋定着機構であるスリーブが該端面に開口し、部材奥側鉄筋定着機構には部材主鉄筋端部が結合されている、構造のものであり、(ハ)上記向い合った梁部材の端部に埋設されている継手の一方は正規長継手であり、他方は本文記載の倍長継手であり、(ニ)建て入れされた下方PC柱部材上に、上記倍長継手埋設梁部材の該部材端面に開口している倍長スリーブ内に接合鉄筋を遊挿した状態で一対の梁部材を向い合って載せた後、上記接合鉄筋を上記埋設正規長継手の方向にずらし動かして接合鉄筋の自由端を該継手埋設梁部材端部に開口している正規長スリーブ内に挿入して接合鉄筋を両スリーブにまたがるよう遊挿し各スリーブ開口を塞いだ後、スリーブ内(両スリーブ継手にあっては全継手内)に流動性モルタルを注入充填して、接合鉄筋により一対の向い合った梁部材を接合し、(ホ)下方PC柱部材上にコンクリートを打設した後、このコンクリート面よりさらに上方に突き出て露出している下方柱部材主鉄筋上端部が上方PC柱部材下端部に埋設されている継手の上記スリーブ内に収容されるよう上方PC柱部材を建て入れ、上記スリーブ内(両スリーブ継手にあっては全継手内)に流動性モルタルを注入充填することにより上下柱部材を接合する、ことを特徴とする建物の軸組構築方法

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