特許
J-GLOBAL ID:200903000479430794

共振型面発光素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-210989
公開番号(公開出願番号):特開平11-054846
出願日: 1997年08月05日
公開日(公表日): 1999年02月26日
要約:
【要約】【課題】 量子井戸型の発光層を有する共振型面発光素子において、光取出し面からの光の拡がりを低減して指向性や単色性を向上させる。【解決手段】 量子井戸型の発光層18は、その量子効果のシフトで価電子帯にバンドスプリットが発生し、ヘビーホールのサブバンドとライトホールのサブバンドが生じるため、そのエネルギー準位の相違に起因して発光波長域が低波長側にブロードとなり、その低波長側の光がブラッグの反射条件により垂直方向から傾斜した方向で共振して光取出し面36から出射する。これを防止するため、価電子帯のヘビーホールとライトホールのエネルギー準位が略等しくなるような圧縮歪が発光層18に加えられるように、バリア層16、20よりもバンドギャップエネルギーが小さく且つ格子定数が小さいi-GaAsy P1-y単結晶化合物半導体から成る発光層18を、バリア層16の上にエピタキシャル成長させた。
請求項(抜粋):
バリア層に挟まれた量子井戸型の発光層と、該バリア層および発光層を挟んで設けられて該発光層で発生した光を反射させる光共振器を構成する一対の反射鏡とを有し、前記発光層で発生した光を前記光共振器で共振させて該発光層と平行な光取出し面から取り出す共振型面発光素子において、前記発光層の価電子帯のヘビーホールとライトホールのエネルギー準位が略等しくなるように該発光層に積層方向の圧縮歪を加えたことを特徴とする共振型面発光素子。
IPC (3件):
H01S 3/18 ,  H01L 33/00 ,  H01S 3/085
FI (3件):
H01S 3/18 ,  H01L 33/00 A ,  H01S 3/08 S

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