特許
J-GLOBAL ID:200903000484214358

腰掛けた状態から起立できる椅子の構造

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-107751
公開番号(公開出願番号):特開平8-257062
出願日: 1995年03月27日
公開日(公表日): 1996年10月08日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】患者をして、自主的に椅子への着席、起立を容易とする。更に、自動車の座席と車椅子間の移動に寄与し、患者の行動範囲を拡げる。【構成】脚台1に対して座席4が持ち上がれば、連絡棹10の連絡棹A力点孔12と連絡棹B力点孔13間の一定長さにより、連絡棹10の連絡棹B力点孔13は、横軸E16、横軸F17、背もたれ8が共に、誘導カム溝11内の原点位置23から最終点位置25へ連絡棹B力点孔13の円弧運動により引っ張られて移動する。以上の動作は椅子の左右両側で作動する。これにより背もたれ8が座席4に対して、原点位置23から最終点位置25の距離だけ前方へ移動することになる。背もたれ8の前方への移動により、特殊曲線を持つ誘導カム溝11に誘導され、次第に背もたれ8は垂直になって座席4と共に上昇する。
請求項(抜粋):
図1、図2参照、左右の座席側面(6)には、誘導カム溝(11)を有し、2本または複数の横軸E(16)、横軸F(17)が誘導カム溝(11)内を可動状に貫通し、左右の背もたれ(8)の背もたれ軸孔C(14)、背もたれ軸孔D(15)内を回転可能な状態で貫通する。次に横軸E(16)が左右の連絡棹(10)の連絡棹B力点孔(13)を回転可能な状態で貫通する。左右の連絡棹(10)の連絡棹A力点孔(12)は左右の脚台側面(3)の側面定位置(22)に回転可能な状態で取り付ける。図5にて、連絡棹(10)の連絡棹A力点孔(12)の取り付け位置から連絡棹B力点孔(13)までの長さは椅子の両側共に一定である。脚台(1)より座席(4)が持ち上がるに従って、図6にて、連絡棹A力点孔(12)を支点として、連絡棹B力点孔(13)と同軸の横軸E(16)と横軸F(17)が円弧運動をする。その軌道跡は、座席側面(6)の誘導カム溝(11)内を、原点位置(23)から次第に中間点位置(24)、最終点位置(25)へと移動する。従って、横軸E(16)、横軸F(17)と同軸上の背もたれ(8)は前方へ移動する。この時、背もたれ(8)は誘導カム溝(11)の特殊曲線により、垂直、または、必要に応じた設定角度になって上昇する。従って、椅子に着座していた患者は腰が浮くと同時に、背は前方に押し出されて起立する。但し、横軸E(16)、横軸F(17)が貫通する誘導カム溝(11)、背もたれ(8)の背もたれ軸孔C(14)、背もたれ軸孔D(15)、連絡棹B力点孔(13)の挿入順序は設計上規制するものではない。
IPC (2件):
A61G 5/00 502 ,  A47C 1/035
FI (2件):
A61G 5/00 502 ,  A47C 1/035

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