特許
J-GLOBAL ID:200903000497589210
エアバッグの内圧調節装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-128969
公開番号(公開出願番号):特開平7-329694
出願日: 1994年06月10日
公開日(公表日): 1995年12月19日
要約:
【要約】【構成】 エアバッグ1は、開口2を通って内部に導入されるインフレータからのガスによって展開される。エアバッグ1内のガス圧Pが所定圧よりも高くなると、フィルム7が外方に膨れ、次いでフィルム7が破れ、ベントホール5が開放する。基布8及びシート6に加えられる張力が所定値以上になると、糸13,15が切れ、基布8及びシート6がベントホール5及び開口11の横断方向に延びるようになり、ベントホール5と開口11がずれるようになる。【効果】 エアバッグ内の圧力が所定圧力に達するまではベントホールが閉鎖されているため、エアバッグがきわめてすばやく展開するようになる。乗員がエアバッグに突っ込んできてエアバッグ内のガス圧が所定圧よりも高くなると、ベントホールとシートの開口とがずれるようになり、乗員の体重の大小やエアバッグへの突っ込みスピードの大小に関わらずベントホールからのガス流出速度が平準化され、乗員が適切に保護されるようになる。
請求項(抜粋):
エアバッグの基布に設けられたベントホールと、該ベントホールを覆っており、エアバッグ内部のガス圧が所定圧力以上になったときに破れるフィルムと、を有するエアバッグの内圧調節装置において、さらに、該フィルムを覆っており、前記ベントホール周囲のエアバッグ基布に結合されているシートと、該シートのうち該ベントホールと重なり合う位置に設けられた開口と、該エアバッグ基布のうち該ベントホールの一方のサイドに設けられており、該基布に加えられる張力が所定値以上になったときに、該基布における該ベントホールの横断方向の長さを大きくする第1の手段と、該シートのうち該開口を挟んで他方のサイドに設けられており、該シートに加えられる張力が所定値以上になったときに該シートにおける該開口の横断方向の長さを大きくする第2の手段と、を備えてなり、該第1の手段及び第2の手段が基布及びシートの長さを大きくしたときに該ベントホールと開口との重なり合う面積が減少されることを特徴とするエアバッグの内圧調節装置。
前のページに戻る