特許
J-GLOBAL ID:200903000505563196

トルクコンバータのロックアップ機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平田 義則 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-048107
公開番号(公開出願番号):特開平7-259953
出願日: 1994年03月18日
公開日(公表日): 1995年10月13日
要約:
【要約】【目的】 軸方向に移動可能なピストンの前室と後室との流体圧力バランスによって締結及び解放が制御されるトルクコンバータのロックアップ機構において、ドライブ時におけるロックアップ締結及び解放作動に影響与えることなく、コースト時におけるコンバータ状態での作動流体冷却性向上と締結ショックを軽減したロックアップ締結との両立を達成すること。【構成】 コンバータカバー6の内径より小さな外径とロックアップクラッチピストン5の外径より小さな内径を有し、軸方向に移動可能な環状薄板21と、この環状薄板21の軸方向の移動を、ロックアップクラッチピストン5が最大限コンバータカバー6から離反した位置にある時にピストン5と環状薄板21との間に圧力損失が得られる隙間gを確保する位置に規制するスナップリング22とを備えた構成とした。
請求項(抜粋):
トルクコンバータの入力軸と出力軸を駆動連結するロックアップクラッチの作動が、出力軸に駆動連結されたロックアップクラッチピストンを軸方向に移動させ、入力軸に固定されたコンバータカバーの内面とピストンに設けられたフェーシングの間に摩擦駆動連結を確立することによって行なわれ、前記ロックアップクラッチの締結及び解放が、トルクコンバータ内を通る逆転可能な流体の流れによって生じる流体圧力バランスによって制御されるトルクコンバータのロックアップ機構において、前記コンバータカバーの内径より小さな外径と前記ロックアップクラッチピストンの外径より小さな内径を有し、軸方向に移動可能な環状部材と、前記環状部材の軸方向の移動を、ロックアップクラッチピストンが最大限コンバータカバーから離反した位置にある時にピストンと環状部材との間に圧力損失が得られる隙間を確保する位置に規制する規制部材と、を備えていることを特徴とするトルクコンバータのロックアップ機構。

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