特許
J-GLOBAL ID:200903000513598977

固相重合による、回収PETボトルからのボトル用ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔦田 璋子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-023750
公開番号(公開出願番号):特開2000-219728
出願日: 1999年02月01日
公開日(公表日): 2000年08月08日
要約:
【要約】【課題】 回収PETボトル(ポリエチレンテレフタレート製ボトル)を原料として、固相重合により、高重合度のPET樹脂を再生する方法において、再びボトルの成形に用いることのできるような高品質の樹脂を、低コストかつ安定に製造することができるものを提供する。【解決手段】PETボトルを一旦溶融してペレットに成形し、熱風循環式縦型ホッパータイプの連続式の固相重合槽1中にて固相重合を行う。固相重合槽1における温度分布及び窒素吹き込み量を特定の範囲とすることにより、純度99%あまりの低純度の窒素を用いても、純度99.999%以上の高価な高純度窒素を用いたと同様の、高重合度かつ低着色度の、高品質のボトル用PET樹脂が得られた。すなわち、新PET樹脂(ヴァージンPET樹脂)を製造する固相重合工程よりも低コストの工程を適用できることが知られた。また、水流スクラバー4を用いることによりさらなる低コスト化が実現できた。
請求項(抜粋):
フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合物を溶媒とした場合の固有粘度が0.7以上のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を、回収PETボトルを原料として固相重合により製造する方法において、回収PETボトルをペレットに成形したものを用いて、熱風循環式縦型ホッパータイプの連続固相重合槽中にて固相重合を行うにあたり、連続固相重合槽中におけるペレットの滞留時間が4〜10時間であり、連続固相重合槽内部の温度が、200〜220°Cの範囲内でペレット導入口からペレット排出口へと単調増加を示し、かつ、下記(1)〜(2)式を満足し、窒素ガス吹き込み量が、ペレット1kgあたり、1.0〜2.0Nm3/hrであり、窒素ガス純度が99%以上99.999%未満であることを特徴とする、再生ポリエチレンテレフタレート樹脂の製造方法。 0.3≦(TRT/4-To)/(TRT-To)≦0.8 (1) 0.6≦(TRT/2-To)/(TRT-To)≦0.95 (2)ここで、To:連続固相重合槽のペレット導入口の温度、TRT:連続固相重合槽のペレット排出口の温度、TRT/4:ペレットの滞留経過時間が、全滞留時間の1/4である個所の温度、TRT/2:ペレットの滞留経過時間が、全滞留時間の1/2である個所の温度。
IPC (2件):
C08G 63/80 ,  C08G 63/88
FI (2件):
C08G 63/80 ,  C08G 63/88
Fターム (13件):
4J029AA03 ,  4J029AB04 ,  4J029AC01 ,  4J029AD01 ,  4J029AE01 ,  4J029BA03 ,  4J029CB06A ,  4J029KD01 ,  4J029KD02 ,  4J029KD09 ,  4J029KD17 ,  4J029KE12 ,  4J029KJ03
引用特許:
出願人引用 (2件)

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