特許
J-GLOBAL ID:200903000528290863
アンチロックブレーキ制御装置における異常診断方法および装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-013122
公開番号(公開出願番号):特開平9-202228
出願日: 1996年01月29日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】電動モータでピストン駆動機構を作動せしめ、エキスパンダピストンの移動に応じてカット弁を開閉させるモジュレータと、ピストン駆動機構の作動量を検出する作動量検出器とを備え、電動モータへの供給電流および電源電圧を検出可能なアンチロックブレーキ制御装置において、異常診断用のみの回路等のハードウェアを新たに設けることを不要として、作動量検出器、電動モータおよび電源の異常を診断し得るようにする。【解決手段】ピストン駆動機構がカット弁開弁側への作動規制端となった状態で電動モータから該ピストン駆動機構にさらに回転動力が作用するだけの電力を第1の所定時間T1 だけ電動モータに供給し、その間に、電動モータへの供給電流検出値に基づく電動モータの異常判断、作動量検出器の検出値に基づく作動量検出器の異常判断、電源電圧の検出値に基づく電源の異常判断を行なう。
請求項(抜粋):
車輪ブレーキ(BF ,BR )に通じる出力室(21)に一端を臨ませてケーシング(22)に摺動自在に嵌合されるエキスパンダピストン(23)と、マスタシリンダ(13,15)に通じる入力室(24)および前記出力室(21)間に設けられるとともに出力室(21)の容積を増大する方向へのエキスパンダピストン(23)の移動に応じて閉弁するカット弁(25)と、ケーシング(22)に取付けられる電動モータ(26)と、電動モータ(26)およびエキスパンダピストン(23)間に設けられて電動モータ(26)の回転動作をエキスパンダピストン(23)の軸方向移動に変換するピストン駆動機構(27)と、該ピストン駆動機構(27)の構成要素の1つ(46)に当接してピストン駆動機構(27)のカット弁開弁側への作動規制端を定めることを可能としてケーシング(22)に設けられる作動規制手段(51)とを有するモジュレータ(20F ,20R )と;ピストン駆動機構(27)の作動量を検出する作動量検出器(52F ,52R )と;を備え、電動モータ(26)への供給電流および電源電圧を検出可能なアンチロックブレーキ制御装置において、ピストン駆動機構(27)が作動規制手段(51)で規制されてカット弁開弁側への作動規制端となった状態で電動モータ(26)から該ピストン駆動機構(27)にさらに回転動力が作用するだけの電力を第1の所定時間(T1 )だけ電動モータ(26)に供給し、第1の所定時間(T1 )が経過する間に、電動モータ(26)への供給電流検出値に基づく電動モータ(26)の異常判断、作動量検出器(52F,52R )の検出値に基づく作動量検出器(52F ,52R )の異常判断、ならびに電源電圧の検出値に基づく電源(60)の異常判断を行なうことを特徴とするアンチロックブレーキ制御装置における異常診断方法。
IPC (3件):
B60T 8/88
, B60T 13/74
, B60T 17/22
FI (3件):
B60T 8/88
, B60T 13/74 Z
, B60T 17/22 Z
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