特許
J-GLOBAL ID:200903000582754565
固体高分子型燃料電池用電極の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-280441
公開番号(公開出願番号):特開平9-120821
出願日: 1995年10月27日
公開日(公表日): 1997年05月06日
要約:
【要約】【課題】 溌水性バインダとしてPTFEを用い、高分子電解質を含ませた固体高分子型燃料電池用の電極を製造する方法において、高分子電解質を電極内部にまで含浸することができ、電極の収縮や割れ等を生ずることなく電極の溌水性を向上させることができ、それによって電池の性能を向上させることの可能な電極の製法を提供することを目的とする。【解決手段】 白金担持カーボンと、PTFEと、造孔剤としてのCaCO3とを、混合・分散し、圧延を行いシート状に成形する。シート状成形物を、予め溌水性カーボンペーパ上に重ねて配置し、ローラで圧着する。積層シートをHNO3水溶液中に浸漬することによってCaCO3を溶解除去する。PTFEの溶融温度よりも高い360°Cで約10分間熱処理する。5%Nafion(商標名)を添加して含浸させ、乾燥すると電極シートが完成する。
請求項(抜粋):
電極触媒とポリテトラフルオロエチレンと造孔剤とを混合し該混合物を成形してシート体にする混合物成形工程と、シート体から造孔剤を除去して多孔性シート体とする造孔剤除去工程と、多孔性シートに高分子電解質溶液を含浸する含浸工程とを備える固体高分子型燃料電池用電極の製造方法において、混合物成形工程で成形されるシート体を多孔性の基板上に積層する積層ステップと、該積層ステップ後にポリテトラフルオロエチレンの融点以上の温度で熱処理を行う熱処理ステップとを、前記含浸工程より前に備えることを特徴とする固体高分子型燃料電池用電極の製造方法。
IPC (3件):
H01M 4/88
, H01M 8/02
, H01M 8/10
FI (3件):
H01M 4/88 H
, H01M 8/02 E
, H01M 8/10
引用特許:
審査官引用 (3件)
-
特開昭61-088455
-
特開昭58-165259
-
特開平3-025856
前のページに戻る