特許
J-GLOBAL ID:200903000606194418

トーショナルダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野本 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-108702
公開番号(公開出願番号):特開平9-273598
出願日: 1996年04月05日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 第一の弾性体3と第二の弾性体5との間の環状溝6内での熱の蓄積を防止して、熱による弾性体3,5の劣化を防止する。【解決手段】 第一及び第二の質量体2,4の回転に伴い、第一の質量体2の通風溝22から第二の質量体4の通風溝42へ向かう空気流A1 を生じ、放熱フィン21,41からの熱が除去される。通風溝22,42は環状溝6側の端部が深くなる形状となっているので、通風溝22,42内の空気流A1 は、溝底部の傾斜形状に沿うように生じ、その一部は、通風溝22の溝底の斜面形状による案内効果によって環状溝6内に導入される。しかも、第一の弾性体3と第二の弾性体5の間の環状溝6は図中右側の開放端へ向けて径方向幅が拡大する形状であるため、前記空気流A1 は環状溝6の溝底部を経由するように流れて、第一及び第二の弾性体3,5から環状溝6へ放出された熱を発散させる。
請求項(抜粋):
円盤状のハブ(1)と、このハブ(1)の軸方向一側に第一の弾性体(3)を介して第一の質量体(2)が弾性的に連結された第一のダンパ系(D1 )と、この第一のダンパ系(D1 )の外周側で前記ハブ(1)の軸方向一側に第二の弾性体(5)を介して第二の質量体(4)が弾性的に連結された第二のダンパ系(D2 )とを備え、前記第一及び第二の質量体(2,4)の前記第一及び第二の弾性体(3,5)と反対側の面にそれぞれ内周側から外周側にかけて延びる所要数の放熱フィン(21,41)が形成され、前記第一の弾性体(3)と前記第二の弾性体(5)の間に形成されて前記第一のダンパ系(D1 )と前記第二のダンパ系(D2 )の間を分離する環状溝(6)がその開放端側へ向けて漸次径方向幅が拡大する形状に形成され、前記放熱フィン(21,41)の円周方向両側の通風溝(22,42)が前記環状溝(6)側へ向けて漸次深くなる形状を呈することを特徴とするトーショナルダンパ。
IPC (2件):
F16F 15/124 ,  F02B 77/00
FI (2件):
F16F 15/12 J ,  F02B 77/00 K

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