特許
J-GLOBAL ID:200903000649350553

空間多重信号検出回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 志賀 正武 ,  村山 靖彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-036341
公開番号(公開出願番号):特開2006-222872
出願日: 2005年02月14日
公開日(公表日): 2006年08月24日
要約:
【課題】 空間多重された信号を受信して信号検出を行う際に、特に変調多値数を増加させた場合でも、回路規模増加を抑え、優れた誤り率特性を実現する。【解決手段】 送信信号候補絞り込み回路108は、近接信号点データテーブル109を参照し、段階的に複数の送信信号候補を所定の数だけ絞り込む。近接信号点データテーブル109は、送信信号推定回路107によって推定された各送信系統の送信信号と送信コンスタレーション上で信号点間距離が近い信号点との対応を記憶している。最尤推定回路113は、送信信号系列記憶回路111に記憶されている送信信号系列の候補と、これに対応したメトリックとの中で最も小さい値を示す送信信号系列を最終的な送信信号系列として出力する。【選択図】 図10
請求項(抜粋):
複数の受信信号が入力され、各送受信アンテナ間における伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、 前記チャネル推定手段によって推定されたチャネルの歪を構成要素とする推定チャネル行列を生成する推定チャネル行列生成手段と、 前記推定チャネル行列生成手段によって生成された推定チャネル行列に対してユニタリ・三角化(QR)分解演算を行うQR分解手段と、 前記QR分解手段によって得られるユニタリ行列Qに対して複素共役転置演算であるQHを行う複素共役転置演算手段と、 前記複素共役転置演算手段による演算結果を用いて、複数の受信信号を構成要素とする受信列ベクトル信号rに対してQH×rの行列乗算演算を行う行列乗算手段と、 前記行列乗算手段の各送信系統の演算結果を記憶する乗算結果記憶手段と、 前記乗算結果記憶手段から得られる各送信系統の出力信号、前記QR分解手段のもう1つの出力信号である上三角行列Rの行列要素信号、および所望の送信系統以外の信号である干渉信号を用いて、所望の各送信系統の送信信号を推定する送信信号推定手段と、 前記送信信号推定手段によって推定された各送信系統の送信信号と送信コンスタレーション上で信号点間距離が近い信号点との対応をデータベーステーブルとして記憶する近接信号点データテーブルと、 前記近接信号点データテーブルを参照することで所定の数だけ前記送信信号推定手段によって推定された各送信系統の送信信号と送信コンスタレーション上で信号点間距離が近い複数の推定送信信号を候補として選択する信号候補絞り込み手段と、 前記信号候補絞り込み手段によって選択された、各送信系統の複数の推定送信信号と、当該送信系統の推定送信信号を推定するのに用いたその他の送信系統の情報とを対応付けて各推定送信信号系列として記憶する送信信号系列記憶手段と、 前記信号系列記憶手段に記憶されている各推定送信信号系列の推定送信信号と前記QR分解手段のもう1つの出力信号である上三角行列の行列要素信号とに基づいて、前記所望の送信系統以外の信号である干渉信号を生成する干渉信号生成手段と、 前記送信信号系列記憶手段に記憶された各推定送信信号系列の各候補に対し、該候補の送信信号が送信された場合の推定受信信号と実際の受信信号との信号点距離であるメトリックを算出する送信信号候補メトリック演算手段と、 前記送信信号候補メトリック演算手段によって算出され、前記送信信号系列記憶手段に記憶された各推定送信信号系列に対応した全てのメトリックの中で最も小さいメトリックを選択し、該メトリックに対応した推定送信信号系列を最終的に推定された送信信号系列として出力する最尤推定手段と を具備することを特徴とする空間多重信号検出回路。
IPC (3件):
H04J 15/00 ,  H04B 7/04 ,  H04J 11/00
FI (3件):
H04J15/00 ,  H04B7/04 ,  H04J11/00 Z
Fターム (7件):
5K022DD01 ,  5K022DD13 ,  5K022DD19 ,  5K022DD33 ,  5K022FF00 ,  5K059CC03 ,  5K059EE02
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
前のページに戻る