特許
J-GLOBAL ID:200903000649499190
データキャリア・システム
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-218530
公開番号(公開出願番号):特開平11-068865
出願日: 1997年08月13日
公開日(公表日): 1999年03月09日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、位相変調方式による通信を行うデータキャリア・システムにおいて、簡単な構成で、信頼性の高い受信復調回路を実現するものである。【解決手段】 データキャリア側では、電力搬送波の周波数信号を1/N分周して副搬送波用周波数信号を生成して位相変調するとともに、アクセス装置側では、同じく電力搬送波の周波数信号を1/N分周することにより、予め複数種類の位相のデータ復調用分周信号を形成しておき、該分周信号の中から位相判定用信号や位相検波基準信号を適正に選択することにより、安定した復調動作が行われるように構成する。
請求項(抜粋):
デ-タ記憶手段として不揮発性半導体メモリを備えたデ-タキャリアと、該デ-タキャリアにアクセスするためのアクセス装置とから成るデ-タキャリア・システムであり、前記アクセス装置は、所定の搬送波を発信するためのアンテナと、デ-タ送信時にシリアル送信デ-タに応じて前記搬送波を変調する変調手段と、前記デ-タキャリア側から送信される送信信号を受けて受信デ-タを復調する復調手段とを有して成り、前記デ-タキャリアは、前記搬送波を受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルを介して受信された搬送波を整流することにより、該デ-タキャリア自身を駆動するための電力となる直流電源を生成する整流手段と、前記受信された搬送波に基づいて搬送波周波数と同じ周波数のクロック信号を生成するクロック信号生成回路と、前記受信された搬送波を受けて前記アクセス装置からのシリアル送信デ-タを復調する受信復調手段と、前記アクセス装置に対してデ-タを返信するための送信変調手段とを有して成る双方向通信型デ-タキャリア・システムにおいて、前記デ-タキャリア側の送信変調手段は、前記クロック信号を1/N(Nは整数)分周することにより副搬送波用周波数信号を形成する分周回路と、前記アクセス装置に送信するシリアル送信デ-タの内容に応じて前記副搬送波用周波数信号を位相変調する位相変調回路と、該位相変調回路の出力に基づいて前記アンテナコイルの負荷を変化させるスイッチング手段とを含み、かつ前記アクセス装置側の復調手段は、前記アンテナ中の信号から前記副搬送波用周波数信号成分を抽出する受信信号成分抽出手段と、該受信信号成分抽出手段からの出力信号を受けて受信デ-タの復調を行なうデ-タ復調手段より成り、該データ復調手段は、前記電力用搬送波の周波数信号を1/N分周することにより、互いに異なる位相を有する複数種類のデータ復調用分周信号を実質的に形成するデータ復調用信号形成手段と、前記複数種類のデータ復調用分周信号の1つを位相判定用対象信号として選択する位相判定用信号選択手段と、前記位相判定用対象信号と前記受信信号成分抽出手段からの出力信号とを実質的にミキシングする乗算回路と、該乗算回路の出力からデータ通信速度に対応する周波数帯成分を抽出するフィルター回路と、該フィルター回路からの出力によって前記位相判定用対象信号の位相の適性を判定し、位相不適正と判定したときには前記位相判定用信号選択手段に対して、別の位相の前記データ復調用分周信号を新たな位相判定用対象信号として選択し直させるための位相判定用信号切り換え信号を出力する位相判定手段と、前記位相判定用対象信号に対して所定の位相関係にある前記データ復調用分周信号を位相検波基準信号として、前記受信信号成分抽出手段からの出力信号を実質的に位相検波することにより、受信データの復調を行なう位相検波手段を含んでいることを特徴とするデータキャリア・システム。
IPC (2件):
FI (2件):
H04L 27/22 Z
, G06K 17/00 F
前のページに戻る