特許
J-GLOBAL ID:200903000655364191

ソフトウェアを不正使用から保護する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-321305
公開番号(公開出願番号):特開平10-187432
出願日: 1997年11月21日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】【課題】 付与された使用ライセンスに基づき各機器を電子制御するのに利用可能なソフトウェアの不正使用を防止する。【解決手段】 各機器に固有に割り当てられた識別ワードから暗号化アルゴリズムに基づきキーワードを作成しメモリに格納、識別ワードとキーワードを所有者データベースとメーカデータベースにエントリ。機器起動時のチェックにおいて機器内の識別ワードが所有者データベースに存在しているかチェック、存在していればそのデータベースにそれに属するキーワードが存在しているかをチェック、存在していなければ、またはキーワードが誤りならば、機器のメモリに正しいキーワードが格納されているかをチェック、正しいキーワードであればキーワードと識別ワードを所有者データベースに格納し、機器の電子制御とデータ処理を許可、そうでなければエラーリストを形成し、電子制御およびデータ処理を許可しない。
請求項(抜粋):
ソフトウェア(sw)は、メーカにより付与された個別の使用ライセンスに基づき、所有者のもつ前記メーカ製の同種の機器(g1; gz)のうち個々の機器を電子制御するために利用可能なものであり、該ソフトウェア(sw)は所有者のコンピュータ(pc)にインストールされていて、機器から到来するデータ(d)を処理するために用いられる、前記のメーカ製ソフトウェア(sw)を不正使用から保護する方法において、各機器(g1;gz)に対しメーカにより、他のすべての機器の個々の識別ワードとは異なる固有の識別ワード(iw1;iwz)が割り当てられるステップと、個々の識別ワードが個々の機器(g1;gz)の不揮発性メモリ(m1;mz)に格納されるステップと、メーカにより、プロセッサ(pz)を用いそれに対してのみ既知である暗号化アルゴリズムに基づき、個々の識別ワードからキーワード(kw1;kwz)が形成されて、個々の機器のメモリに格納されるステップと、前記識別ワードが対応する個々のキーワードとともに、機器所有者のデータベース(dbb)内とソフトウェアおよび機器のメーカのデータベース(dbh)内でリストにエントリされるステップと、機器のうちの1つが起動するたびにソフトウェアによりチェックが行われるステップとが設けられており、該ソフトウェアのチェックステップにおいて、機器のメモリに格納されている識別ワードが所有者のデータベース内に存在しているか否かがチェックされ、それが存在しているならば、所有者のデータベース内にその識別ワードに属するキーワードが存在しているか否かがチェックされ、これに対し、前記の識別ワードが所有者のデータベース内に存在していなければ、または所有者のデータベースに存在しているキーワードが誤ったものであれば、機器のメモリに正しいキーワードが格納されているのか否かがチェックされ、正しいキーワードが格納されていれば、ソフトウェアによりキーワードがそれに対応する識別ワードとともに所有者のデータベース内に格納されて、機器の電子制御およびデータの処理が許可され、これに対し、正しいキーワードが格納されていなければ、ソフトウェアによりそれぞれ誤ったキーワードが属する識別ワード(iwx;iwy)のエラーリスト(fl)が形成され、機器の電子制御およびデータ処理は許可されないことを特徴とする、ソフトウェアを不正使用から保護する方法。

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