特許
J-GLOBAL ID:200903000671731358
高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
富田 和夫
, 鴨井 久太郎
, 影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-277583
公開番号(公開出願番号):特開2009-101490
出願日: 2007年10月25日
公開日(公表日): 2009年05月14日
要約:
【課題】 高速断続切削加工において、硬質被覆層がすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、下部層と上部層からなる硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、下部層は、(Ti,Al)系複合窒化物あるいは複合炭窒化物層からなり、上部層は、(Cr,Al)系複合窒化物層であって、かつ、該上部層は、立方晶構造からなる薄層Aと、立方晶構造と六方晶構造の混在する薄層Bの交互積層構造として構成されている。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層として下部層と上部層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、
(a)上記下部層は、0.1〜1.5μmの層厚を有し、
組成式:(Ti1-Q-RAlQM1R)(C,N)
で表した場合に、0.4≦Q≦0.65、0≦R≦0.1(但し、Qは原子比によるAlの含有割合、Rは原子比による成分M1の合計含有割合であり、また、成分M1は、Si、B、Zr、Y、V、W、NbまたはMoから選ばれる1種または2種以上の元素を示す)を満足するTiとAlとM1の複合窒化物または複合炭窒化物層、
(b)上記上部層は、1〜8μmの合計層厚を有するとともに、それぞれ25〜100nmの一層層厚を有する薄層Aと薄層Bの交互積層からなるCrとAlの複合窒化物層であって、さらに、
(c)上記薄層Aは、
組成式:(Cr1-α-βAlαM2β)N
で表した場合に、0.25≦α≦0.65、0≦β≦0.1(但し、αは原子比によるAlの含有割合、βは原子比による成分M2の合計含有割合であり、また、成分M2は、SiまたはBから選ばれる1種または2種の元素を示す)を満足する立方晶構造のCrとAlとM2の複合窒化物層であり、
(d)上記薄層Bは、
組成式:(Cr1-γ-δAlγM3δ)N
で表した場合に、0.75≦γ≦0.95、0≦δ≦0.1(但し、γは原子比によるAlの含有割合、δは原子比による成分M3の合計含有割合であり、また、成分M3は、SiまたはBから選ばれる1種または2種の元素を示す)を満足し、(e)さらに、上記薄層Bについて測定した立方晶結晶格子の(200)面からのX線回折強度のピーク強度I(f)と、六方晶結晶格子の(100)面からのX線回折強度のピーク強度I(h)の比の値I(f)/I(h)が、0.1≦I(f)/I(h)≦11.5を満足する立方晶構造と六方晶構造の混在するCrとAlとM3の複合窒化物層である、
ことを特徴とする表面被覆切削工具。
IPC (4件):
B23B 27/14
, B23B 51/00
, B23C 5/16
, C23C 14/06
FI (5件):
B23B27/14 A
, B23B51/00 J
, B23C5/16
, C23C14/06 A
, C23C14/06 P
Fターム (22件):
3C037CC02
, 3C046FF03
, 3C046FF05
, 3C046FF09
, 3C046FF10
, 3C046FF13
, 3C046FF16
, 3C046FF19
, 3C046FF25
, 4K029AA02
, 4K029AA07
, 4K029AA21
, 4K029BA58
, 4K029BB02
, 4K029BC02
, 4K029BD05
, 4K029CA04
, 4K029CA13
, 4K029DD06
, 4K029EA01
, 4K029FA05
, 4K029JA03
引用特許:
出願人引用 (6件)
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硬質皮膜
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-198706
出願人:株式会社神戸製鋼所
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特許第3781374号明細書
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耐摩耗性被覆部材
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-149999
出願人:株式会社タンガロイ
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特許第2793773号明細書
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特許第2793696号明細書
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被覆硬質合金
公報種別:公開公報
出願番号:特願平7-025918
出願人:日立ツール株式会社
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