特許

J-GLOBAL ID：200903000676819121

ファウリングを防止した純蒸気関連装置とその製造方法

発明者： 鈴木 治 ,  井上 幹夫 ,  相良 敏夫 ,  刑部 謙一 ,  河合 正雄
出願人/特許権者： 日揮株式会社
代理人 (1件)： 須賀 総夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-065808
公開番号（公開出願番号）：特開平11-029877
出願日： 1998年03月16日
公開日（公表日）： 1999年02月02日
要約：

【要約】【課題】 純水を加熱して発生させる純蒸気を取扱う、オーステナイト系ステンレス鋼製のスチームジェネレータ、配管、コンデンサ、滅菌装置などにおいて、純蒸気との接触がひきおこす赤色や黒色の着色(いわゆるファウリング現象)を防止する。【解決手段】 オーステナイト系ステンレス鋼を材料とし、純蒸気と接する部分の部品を、表面の機械的な研摩処理を受けていない板からの素材の採取、採取した素材の変形および溶接の工程により、電解研摩を行なうことなく形成し、表面を不働態化処理することにより製造し、不働態被膜中のCr濃度を45原子%以上、好ましくは55原子%以上に高めて使用する。 不働態被膜中のCr/Feの原子比を1.45以上、好ましくは1.70以上とすると、一層好成績が得られる。

請求項（抜粋）：

純水から純蒸気を発生させるスチームジェネレータ、純蒸気の配管および純蒸気を使用する加熱滅菌装置のいずれかであって、オーステナイト系ステンレス鋼を材料とし、純蒸気と接する部分の部品を、表面の機械的な研摩処理を受けていない板からの素材の採取、採取した素材の変形および溶接により形成したこと、および、純蒸気と接する表面を不働態化処理し、不働態被膜中のCr濃度を45原子%以上に高めたことを特徴とするファウリングを防止した純蒸気関連装置。

IPC (4件)：

C23C 22/34 ,  C23F 15/00 ,  F16L 58/00 ,  F22B 37/04

FI (4件)：

C23C 22/34 ,  C23F 15/00 ,  F16L 58/00 ,  F22B 37/04