特許
J-GLOBAL ID:200903000693144324

化石燃料ガス化・利用設備の制御方法、その制御装置、及び制御装置の一部を構成する先行指令値発生装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-136237
公開番号(公開出願番号):特開2000-328073
出願日: 1999年05月17日
公開日(公表日): 2000年11月28日
要約:
【要約】【課題】 プラント時定数の大きい既設の設備に対する既設の制御装置の制御性能を高める。【解決手段】 既設の制御装置11は、目標負荷指令Ltに応じて、石炭ガス化複合発電設備10のガス化剤供給量を制御するための操作基準量Xbを求める。先行指令値発生装置21は、既設の制御装置11を模擬して、目標負荷指令Ltに応じたテスト操作量Xmを出力する制御モデル22と、設備10の動特性を模擬して、テスト操作量Xmに応じた石炭ガスの発熱量Qm(t)を出力する設備モデル40と、目標発熱量Qt(t)と予測発熱量Qm(t)との偏差ΔQ(t)に応じた先行指令値Zを出力する先行指令値出力器30とを有している。先行指令値出力器30から出力された先行指令値Zは、既設の制御装置11の加算器17で、操作基準量Xbと加算され、操作量Xとして設備10に出力される。
請求項(抜粋):
化石燃料にガス化剤を混入し、該化石燃料を不完全燃焼させて、該化石燃料及び該ガス化剤から目的のガスを生成する化石燃料ガス化プラントと、該化石燃料ガス化プラントで生成された該目的のガスを利用するガス利用プラントと、を備えた化石燃料ガス化・利用設備の制御装置において、前記化石燃料ガス化・利用設備の制御量と該制御量に対する目標制御量との偏差に基づいて、前記化石燃料の投入基準量又は前記ガス化剤の投入基準量を示す操作基準量を求める基準制御系と、前記基準制御系で求められた前記操作基準量に対する先行指令値を求める先行制御系と、前記基準制御系で求められた前記操作基準量に、前記先行制御系で求められた前記先行指令値を加算して操作量を求め、該操作量を前記化石燃料ガス化プラントへ出力する加算器と、を備え、前記先行制御系は、前記基準制御系を模擬し、前記化石燃料ガス化・利用設備の前記制御量と前記目標制御量との偏差に基づいて、前記操作基準量を求め、該操作基準量に先行指令値を加算したテスト操作量を出力する制御モデルと、前記化石燃料ガス化・利用設備の動特性を模擬し、前記テスト操作量の入力により、前記制御量を求めて、前記制御モデルに対して該制御量を出力すると共に、前記ガス利用プラントが必要とする前記目的のガスの成分量又は該成分量と相関関係のある制御量(以下、成分量又は制御量を、ガス成分量とする)を出力する設備モデルと、前記目標制御量に応じた前記ガス成分量の目標量と、前記設備モデルが出力した前記ガス成分量との偏差を求め、該偏差が小さくなる前記先行指令値を出力する先行指令値出力手段と、前記制御モデルから前記設備モデルへの前記テスト操作量の出力、及び、該設備モデルから該制御モデルへの前記制御量の出力が繰り返して行われる過程で、前回のテスト操作量と今回のテスト操作量との差異が予め定めた値より小さくなると、前記制御モデルで該テスト操作量を求めるために用いた前記先行指令値を前記加算器へ出力するテスト操作量収束判断手段と、を有する、ことを特徴とする化石燃料ガス化・利用設備の制御装置。
IPC (4件):
C10J 3/02 ,  C10J 3/46 ,  G05B 11/36 ,  G05B 13/04
FI (4件):
C10J 3/02 L ,  C10J 3/46 L ,  G05B 11/36 P ,  G05B 13/04
Fターム (21件):
5H004GA33 ,  5H004GB02 ,  5H004HA03 ,  5H004HA20 ,  5H004HB03 ,  5H004HB04 ,  5H004HB20 ,  5H004KB13 ,  5H004KB32 ,  5H004KC26 ,  5H004KC28 ,  5H004KC44 ,  5H004KC45 ,  5H004LA12 ,  5H004LB03 ,  9A001HH32 ,  9A001HH34 ,  9A001KK32 ,  9A001KK55 ,  9A001KZ37 ,  9A001LL09

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