特許
J-GLOBAL ID:200903000708742673

演算増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-140698
公開番号(公開出願番号):特開平11-338954
出願日: 1998年05月22日
公開日(公表日): 1999年12月10日
要約:
【要約】【課題】自己較正動作の前後にショックノイズを発生することがなく、かつ較正時間が短い演算増幅器を提供する。【解決手段】自己較正時には演算増幅器を構成している電圧増幅器106と、容量109および電流増幅器110とを切離し、かつ電圧増幅器の両入力端を短絡することにより、電圧増幅器の出力をオフセット電圧とし、その値に応じて電圧増幅器内のオフセット調整部を調整してオフセットを減少させる構成。自己較正中は容量と電流増幅器が切り離され、電圧増幅器単体でオフセットの自己較正がなされる。電流増幅器の入力端の電圧は容量によって保持されているので、自己較正の前後で電流増幅器の入力端の電圧の変化は小さく、出力端子111に大きなショックノイズを生じることがない。また容量が電圧増幅器から切り離され較正動作と無関係になるので、電圧増幅器は高い周波数で所望の電圧増幅率が得られ、較正時間を短くできる。
請求項(抜粋):
反転入力端子と電圧増幅器の反転入力端との間に接続された第1のアナログスイッチと、非反転入力端子と前記電圧増幅器の非反転入力端との間に接続された第2のアナログスイッチと、前記電圧増幅器の反転入力端と非反転入力端との間に接続された第3のアナログスイッチと、前記電圧増幅器の出力端と電流増幅器の入力端との間に接続された第4のアナログスイッチと、前記電圧増幅器の出力端と制御手段の入力端との間に接続された第5のアナログスイッチと、前記電流増幅器の入力端と接地もしくは電源端子との間に接続された容量と、前記電流増幅器の出力端に接続された出力端子と、通常動作時には前記第1、第2、第4のアナログスイッチをオン、前記第3、第5のアナログスイッチをオフにし、自己較正時には前記第1、第2、第4のアナログスイッチをオフ、前記第3、第5のアナログスイッチをオンにするように制御し、かつ、自己較正時には前記第5のアナログスイッチを介して入力した前記電圧増幅器のオフセット電圧に応じた信号を前記電圧増幅器に送り、前電圧増幅器内のオフセット調整部を制御してオフセットを減少させるように制御する前記制御手段と、を備えたことを特徴とする演算増幅器。

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