特許
J-GLOBAL ID:200903000715954880

送信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-307686
公開番号(公開出願番号):特開平10-150393
出願日: 1996年11月19日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 ディジタル変調方式を用いた無線通信システムの通信機に備えられた送信装置において、漏洩電力が容易に制御可能で、非線形歪による影響を抑えて電力増幅の効率向上を容易に実現する手段を提供することを目的とする。【解決手段】 振幅算出部101で求めた振幅情報を用いて振幅制限テーブル102で得られる振幅制限係数により送信信号の振幅制限を行う。振幅制限した信号を、補償テーブル104の歪補償係数と歪補償部105で歪補償して変調する。変調信号の一部を復調した信号から、推定部110は歪補償係数の更新を行う。この結果、変調部106以降の歪は歪補償部105で補償され、出力には振幅制限された信号が出てくる。振幅制限された信号の歪は振幅制限係数で制御され、歪を制御しながら出力アンプの増幅の効率を向上させることが可能となる。
請求項(抜粋):
ディジタル変調方式を用いた無線通信システムの通信機に備えられた送信装置であって、送信信号から振幅値を算出する振幅算出部と、前記振幅値に対応する振幅制限情報を格納する振幅制限テーブルと、前記振幅制限情報を用いて前記送信信号の振幅を制限する振幅制限部と、前記振幅値に対応する非線形補償情報を格納する補償テーブルと、振幅制限された送信信号を前記非線形補償情報を用いて歪補償したベースバンド信号を出力する歪補償部と、前記ベースバンド信号を変調してRF信号を出力する変調部と、前記RF信号を電力増幅する出力アンプ部と、増幅された前記RF信号の一部をフィードバックする結合器と、フィードバックされた前記RF信号を帰還ベースバンド信号に復調する復調部と、前記振幅制限された送信信号と前記帰還ベースバンド信号及び前記振幅値を用いて前記非線形補償情報を更新し、前記補償テーブルを書き換える推定部とを具備した送信装置。

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