特許
J-GLOBAL ID:200903000794159624

既存建築物の耐震補強方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小宮 雄造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-236512
公開番号(公開出願番号):特開平11-062266
出願日: 1997年08月18日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【課題】既存建築物の使い勝手を損ねることなく、その剪断耐力を大幅に上昇させ得る既存建築物の耐震補強方法を提供すること。【解決手段】既存柱2の周囲を覆うように鋼製の補強柱11を設け、既存梁3上の既存床4の上側に配した鋼製の床上梁部材12Aと、その下側に配した床下梁部材12Bとを既存床4を貫通する連結部材b1にて接合して補強梁12を構築し、既存仕口部の上側に配した仕口補強体13の床上部分13Aと、その下側に配した仕口補強体の床下部分13Bとを既存床4を貫通する連結部材b2にて接合して仕口補強体13を構築し、補強柱11及び補強梁12を仕口補強体10に接合して剛性や耐力の大きい補強フレーム10を構築する。【効果】補強フレームが有する耐震上の耐力を既存建築物に累加でき、床の上面が床上梁部材の鋼板の厚さだけ上がり、柱の断面が補強柱の鋼板の厚さ分だけ増すだけで、既存建築物の機能、美観等を損ねることがない。
請求項(抜粋):
少なくとも既存柱、既存梁及び既存床を備えた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震補強方法において、既存柱の周囲を覆うように鋼製の補強柱を設け、既存梁上の既存床の上側に鋼製の補強梁の床上梁部材を配し、かつ既存梁の下側に既存梁の下側を覆うように補強梁の床下梁部材を配し、既存床を貫通させた鋼製の連結部材にて床上梁部材と床下梁部材とを既存床を挾んで接合して補強梁を構築し、既存柱と既存梁との接合部である既存仕口部の上側に鋼製の仕口補強体の床上部分を配し、既存仕口部の下側に仕口補強体の床下部分を配し、既存床を貫通させた鋼製の連結部材にて仕口補強体の床上部分と床下部分とを既存床を挾んで接合して仕口補強体を構築し、補強柱及び補強梁を仕口補強体に接合して剛性や耐力の大きい補強フレームを構築することを特徴とする既存建築物の耐震補強方法。

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