特許
J-GLOBAL ID:200903000895706618

光ピックアップ装置の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 紋田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-132430
公開番号(公開出願番号):特開平6-325519
出願日: 1993年05月12日
公開日(公表日): 1994年11月25日
要約:
【要約】【目的】 光ピックアップ装置の速度制御系の特性を向上し、精度がよくかつシーク速度を短縮できる速度制御方法を提供する。【構成】 トラック追従モードから、シークモードの動作モードに切り換えるとき、シークモードでの速度制御の開始時に、積分器24の初期値として外力相当の値をセットしている。位相遅れ補償要素を備えたときのオーバシュートは、位相遅れ補償要素(積分器24)が定常速度誤差を小さくするまで積分動作を実行することが原因となって生じるが、この場合、定常速度誤差に対応した外力相当の値が積分器24に初期値としてセットされるので、このようなオーバシュートを生じることがない。従って、速度制御開始時点から、外力相当分の駆動力がボイスコイルモータ12に与えられ、その結果、安定したシーク動作およびトラッキングサーボ動作を実現することができる。
請求項(抜粋):
光記録媒体に多数形成されている記録トラックの配列方向に光ピックアップ装置のキャリッジを移動して、目的の記録トラックにレーザビームを追従させる光ピックアップ装置の制御方法において、レーザビームが記録トラックを横断するときの相対速度を検出する速度検出手段と、この速度検出手段の検出値と所定速度との誤差を検出する速度誤差検出手段と、この速度誤差検出手段の検出値を積分する積分器と、上記速度誤差検出手段の検出値と上記積分器の出力とを加算する加算器を備え、レーザビームを記録トラックに追従するときには、上記トラッキング誤差信号に応じてキャリッジの駆動力を制御する一方、レーザビームを第1の記録トラックから第2の記録トラックに移動するとき、その移動開始前の上記積分器の値を移動開始時の上記積分器の初期値としてセットするとともに、上記加算器の加算値に対応してキャリッジを駆動し、上記速度誤差検出手段の検出値が小さくなる方向にキャリッジの駆動力を制御することを特徴とする光ピックアップ装置の制御方法。
IPC (2件):
G11B 21/10 ,  G11B 7/085

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