特許
J-GLOBAL ID:200903000919564810

熱動形過負荷継電器の接点開閉機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 梶原 克彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-045578
公開番号(公開出願番号):特開2000-243203
出願日: 1999年02月23日
公開日(公表日): 2000年09月08日
要約:
【要約】【課題】熱動形過負荷継電器において、接点の切替動作時の作動杆の反転を安定して行うことができると共に、各接触の接点間の接触荷重も十分に確保できる熱動形過負荷継電器の接点開閉機構を提供する。【解決手段】熱動形過負荷継電器Rのケース1内には出力接点機構部2と過電流検出部3が並設されている。出力接点機構部2には、補助b接触4と補助a接触5及び当該接触の可動接触板47、57を動かして開閉を行う作動杆6と、作動杆6の反転揺動を助ける反転補助機構部7を備えている。作動杆6の上部側の押圧部材64は補助b接触4の可動接触板47の可動接点48背面側に位置し、離隔部材63は正面側下部に位置している。作動杆6の下部側の離隔部材65は補助a接触5の可動接触板57の可動接点58正面側上部に位置し、押圧部材64は背面側下部に位置している。各接触の接点荷重は反転補助機構部7による作動杆6の回転力により得られる。
請求項(抜粋):
ケース(1)内に出力接点機構部(2)と主回路接続部である過電流検出部(3)が設けられており、上記出力接点機構部(2)は、固定接触(40,50)と可動接触(44,54)を有する上部接触及び下部接触と、反転揺動することにより上記上部接触及び下部接触の可動接触(44,54)を動かして接触の開閉を行うための作動杆(6)と、当該作動杆(6)の反転揺動を助けるための反転補助手段と、を備えており、上記過電流検出部(3)は、主回路に過電流が流れたときに加熱され湾曲するバイメタル(33,34,35)と、当該バイメタル(33,34,35)の変位を上記反転補助手段に伝えて上記作動杆(6)を反転揺動させるための連動手段と、を備えており、上記作動杆(6)は、揺動中心を挟んで上下両側に、上記上部接触及び下部接触の可動接触(44,54)に係合する押圧部をそれぞれ二箇所に備えており、作動杆(6)上部側の押圧部のうち、一方は上記上部接触の可動接触(44)の可動接点(48)背面側に位置し、他方は可動接点(48)正面側に位置しており、作動杆(6)下部側の押圧部のうち、一方は上記下部接触の可動接触(54)の可動接点(58)正面側に位置し、他方は可動接点(58)背面側に位置しており、上記上部接触及び下部接触の可動接触(44,54)を上記反転補助手段による上記作動杆(6)の回転力をもって固定接触(40,50)側へ押し付けることにより、可動接点(48,58)と固定接点(43,53)の接触荷重を得るようにしたことを特徴とする、熱動形過負荷継電器の接点開閉機構。
IPC (2件):
H01H 61/01 ,  H01H 61/00
FI (2件):
H01H 61/01 C ,  H01H 61/00 B

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