特許
J-GLOBAL ID:200903000921240169

フロ-制御方法ならびにそれを実行する通信要素および通信端末

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-144058
公開番号(公開出願番号):特開2000-049788
出願日: 1999年05月24日
公開日(公表日): 2000年02月18日
要約:
【要約】【課題】 ATM通信網において、ABRサービスカテゴリを使用する狭帯域のコネクションに対してもセル廃棄率を低減し通信効率を向上させることのできるフロー制御を実現する。【解決手段】 ATM通信網においてABRサービスを使用するコネクションを設定する際に、通信要素100においてABR伝送帯域算出部106が、ABR割り当て帯域を算出し、伝送帯域判定部108が、そのABR割り当て帯域が50Mbps以下か否かを判定する。その結果、ABR割り当て帯域が50Mbps以下である場合に、PCR計算部112が、例えば、1/4≦RIF1≦1の範囲でRIFの値を算出し、PCRの合計値がABR割り当て帯域の20%から60%となる範囲でPCRの値を算出し、RDFは1であるとする。このようにして決定された値に基づき、パラメータ設定部103は、ABRパラメータであるRIFやRDF、PCRの値を設定する。
請求項(抜粋):
ABRサービスカテゴリを使用して固定長のセルの形で情報を転送する1つまたは複数のコネクションを50Mbps以下の伝送帯域において収容するATM通信網内で使用され、前記ATM通信網により送信端末と受信端末の間で情報が伝送される際に、前記送信端末から前記ATM通信網に入力されたセルを受け取り、受け取った前記セルに対して所定の処理を行った後に前記受信端末に向けて前記セルを送出する通信要素であって、前記ABRサービスカテゴリを使用するコネクションを前記送信端末と前記受信端末との間に設定する際に、ABRサービスにおいて規定されたABRパラメータの値を決定するパラメータ決定手段と、前記ABRサービスカテゴリを使用するコネクション上で伝送されるセルを含むセルの多重化部分において輻輳を検出する輻輳検出手段と、前記輻輳が検出されているときに、前記送信端末に保持されている入力許可レートであるACRを減少させる指示を前記送信端末に対して発行し、前記輻輳が検出されていないときに、前記ACRを増加させる指示を前記送信端末に対して発行する輻輳通知手段と、を備え、前記パラメータ決定手段は、前記ABRパラメータの一つであって前記送信端末から前記ATM通信網へのセルの入力レートの増加速度を規定するパラメータであるRIFの値を、“1/16”以上で“1”以下の範囲で決定する、通信要素。

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