特許
J-GLOBAL ID:200903000946029551

電流検出素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-071477
公開番号(公開出願番号):特開平6-281675
出願日: 1993年03月30日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【目的】特性ばらつきが小さく、周囲温度の影響を受けずに安定した電流測定ができ、小型化を図る。【構成】フェライトコアにマグネタイトを使用したコア1と、温度特性の良好なGaAsホール素子2から構成される。フェライトコア1は、ミシンの糸巻き状に加工され、上下に閉じた円筒体3と、その中空部を軸方向に通る中央柱4とを一体的に有する。中央柱4に被測定電流の流れる導体5が数回巻かれている。中央柱4の中間部に空隙6が形成されている。空隙6にGaAsホール素子2が設けられ、被測定電流の流れる導体5の周囲に発生する磁束をコア1に通して、空隙6に発生する磁束に応じたホール電圧を出力する。このように、GaAsホール素子2は、円筒体3に囲まれた中央柱4の空隙6に設けられ、専ら中央柱4を通って空隙6に発生する磁束のみを有効に検出して、外乱の影響を受けない。
請求項(抜粋):
上下に閉じた筒体とその中空部を軸方向に通って上下を連結する中央柱とを一体的に有し、かつ該中央柱の一部に空隙が形成されたコアと、上記中央柱または上記筒体に巻回され、被測定電流を流して周囲に発生する磁束を上記コアに通して、上記空隙に被測定電流に応じた磁束を発生させる導体と、上記中央柱の空隙に設けられ、該空隙に発生する磁束に応じたホール電圧を出力するホール素子とを備えたことを特徴とする電流検出素子。

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