特許
J-GLOBAL ID:200903001014207394

スイッチング電源回路及び絶縁コンバータトランス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 脇 篤夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-334899
公開番号(公開出願番号):特開2003-143851
出願日: 2001年10月31日
公開日(公表日): 2003年05月16日
要約:
【要約】【課題】 絶縁コンバータトランスをできるだけシンプルな構造とした上で、安定化特性の良好な電源回路を得る。【解決手段】 複合共振形としてのスイッチング電源回路に備えられる絶縁コンバータトランスとして、中央磁脚にギャップが形成されたEE形コアと、一方のE形コア側の中央磁脚に対して一次側巻線を巻装し、他方のE形コア側の中央磁脚に対して二次側巻線を巻装することができるように一体形成されたボビンを備える。また、このボビンは、二次側巻装部における中央側と外側に対して一対の副巻装部が形成されている。そして、一対の副巻装部に対しては、安定化制御のための検出電圧として利用されない二次側直流出力電圧に対応して設けられる二次巻線部を巻装するようにされる。この際には、二次巻線部をセンタータップ位置にて二分割して一対の分割巻線を得て、この一対の分割巻線を、上記一対の副巻装部に対してそれぞれ巻装するようにされる。これにより、簡略な構成でありながらも、例えば結合係数k=0.7以下の疎結合の状態が得られる。
請求項(抜粋):
入力された直流入力電圧をスイッチングして出力するためのスイッチング素子を備えて形成されるスイッチング手段と、上記スイッチング手段の動作を電圧共振形とする一次側並列共振回路が形成されるようにして備えられる一次側並列共振コンデンサと、一次側巻線と、二次側巻線として複数の二次巻線部とが巻装されると共に、一次側と二次側とで疎結合とされる所要の結合係数が得られる構造を有し、上記スイッチング手段のスイッチング出力を一次側から二次側に伝送する絶縁コンバータトランスと、上記複数の二次巻線部のうち、所要の二次巻線部に対して二次側並列共振コンデンサを並列に接続することで形成される二次側並列共振回路と、上記複数の二次巻線部の各々に得られる交番電圧を入力して整流動作を行うことで、複数の二次側直流出力電圧を得るように構成される直流出力電圧生成手段と、上記複数の二次側直流出力電圧のうち、上記二次側並列共振回路を形成する二次巻線部の交番電圧を整流して得られる二次側直流出力電圧を検出用電圧として入力し、この検出用電圧のレベルに応じて、上記スイッチング素子のスイッチング周波数を可変制御することで定電圧制御を行うようにされる定電圧制御手段とを備え、上記絶縁コンバータトランスは、2つのE形コアの中央磁脚の対向部において所定長のギャップが形成されるようにして組み合わされるEE形コアと、一方の上記E形コア側の中央磁脚に対して上記一次側巻線を巻装するための一次側巻装部と、他方の上記E形コア側の中央磁脚に対して上記二次側巻線を巻装するための二次側巻装部と、該二次側巻装部における中央側と外側に対して形成される一対の副巻装部とを一体的に備えるボビンとを有し、上記一対の副巻装部に対しては、上記検出用電圧とされる以外の上記二次側直流出力電圧に対応して形成される二次巻線部を二分割して得た一対の分割巻線部を、それぞれ巻装するようにされている、ことを特徴とするスイッチング電源回路。
FI (3件):
H02M 3/28 Q ,  H02M 3/28 M ,  H02M 3/28 V
Fターム (20件):
5H730AA04 ,  5H730AS01 ,  5H730BB23 ,  5H730BB43 ,  5H730BB52 ,  5H730BB72 ,  5H730BB77 ,  5H730BB94 ,  5H730CC01 ,  5H730DD02 ,  5H730DD22 ,  5H730EE02 ,  5H730EE03 ,  5H730EE07 ,  5H730EE72 ,  5H730EE73 ,  5H730FD01 ,  5H730FG07 ,  5H730VV06 ,  5H730ZZ16

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