特許
J-GLOBAL ID:200903001135020887

OFDM信号復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-287431
公開番号(公開出願番号):特開平11-127131
出願日: 1997年10月20日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】【課題】 パイロット信号を復調することなく、有効シンボル長、ガードインタバル長などの伝送モードを識別し、OFDM信号を復調する。【解決手段】 伝送される可能性のある有効シンボル長の遅延を有する遅延積計算部271,272にて、その可能性の数だけ受信信号と遅延信号の相関信号を求め、この相関信号を伝送される可能性のあるガードインタバル長にわたり積分器411〜418,419,4110〜4116にてその場合の数だけの積分を行い、この相関積分信号を対応する伝送モードの伝送シンボル長の逆数の周波数とその高調波のみを通すスペクトル強調フィルタ451〜458に通し、このピークをピーク検出部441〜448にて検出する。これらのピーク信号の大きさを比較判定部29にて比較し、最大ピーク値を生じる系統から受信信号の伝送モードを判別する。この判定結果に基づいてOFDM信号を正しく復調する。
請求項(抜粋):
有効シンボルにガードインタバルを付加して伝送シンボルを構成し、予め定められたK種類(但し、K≧1)の有効シンボル長Tuk(但し、k=1,...,K)と、この第k番目(但し、k=1,...,K)の有効シンボル長に対して予め定められたその時間長がΔTk,j (但し、k=1,...,K、j=1,...,J(k) で、J(k) は1以上でkの値に依存する)であるところのJ(k) 種類のガードインタバル長との組み合わせによって事前に設定されてなる【数1】種類の伝送モードのうち、いずれの伝送モードかは不明のOFDM信号が入力されるOFDM信号復調装置であって、入力されたOFDM信号から、その伝送モードが前記Z種類の伝送モードのうちのいずれであるかを判定する伝送モード判定手段と、この伝送モード判定手段の判定出力に基づいて前記OFDM信号を復調する信号復調手段とを具備し、かつ、前記伝送モード判定手段が、少なくとも、前記入力されたOFDM信号を第1の分配により有効シンボル長の時間長の種類に相当するK系統の経路に分配し、さらに前記第1の分配により分配された第k番目の系統の経路の出力を第2の分配により前記第k番目の有効シンボル長に対応するガードインタバル長の時間長の種類に相当するJ(k) 系統の経路に分配して、系統の総数をZとする信号分配手段と、前記第1の分配によるK系統の分配経路中にて、第k番目(但し、k=1,...,K)の系統では分配されたOFDM信号を前記K種類のうちの第k番目の有効シンボル長Tukに相当する時間だけ遅延させ、遅延されたOFDM信号について遅延前のOFDM信号との積信号を求める遅延積計算手段と、前記第2の分配によるZ系統の分配経路中に設けられ、前記遅延積計算手段から前記第2の分配を経て伝送される積信号それぞれについて、第1の分配による系統が第k番目(但し、k=1,...,K)で、第2の分配による系統が第j番目(但し、j=1,...,J(k) )の系統の信号を直接または間接的に入力し、通過周波数が基本周波数1/{Tuk+ΔTk,j }とその高調波周波数でそれ以外の周波数を適切に抑圧するスペクトル強調特性を有するZ個のスペクトル強調フィルタと、前記第2の分配によるZ系統の分配経路中にて、前記Z個のスペクトル強調フィルタの出力それぞれのピーク値を直接または間接的に検出し保持するピーク検出手段と、このピーク検出手段で検出し保持されたZ系統のピーク値をレベル比較し、その中から最大値を生じるスペクトル強調フィルタあるいは信号の系統がZ種類のいずれであるかに基づいて、入力されたOFDM信号の伝送モードを判定する比較判定手段とを備えることを特徴とするOFDM信号復調装置。
IPC (3件):
H04J 11/00 ,  H04N 7/08 ,  H04N 7/081
FI (2件):
H04J 11/00 Z ,  H04N 7/08 Z

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