特許
J-GLOBAL ID:200903001141632762

暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-328795
公開番号(公開出願番号):特開平10-166844
出願日: 1996年12月09日
公開日(公表日): 1998年06月23日
要約:
【要約】【課題】 ダクトの大幅な大型化や形状変更を招くことなく、かつ、吸着剤の吸着による吸着熱を効率よく暖房に利用できる暖房装置を提供する。【解決手段】 ダクト1外に吸着器7を配置し、この吸着器7の密閉容器71内部に複数の液配管73bを設け、この液配管73bの間に、多数の吸着剤Sが接するように充填されている。そして、水タンク6内の水を吸着剤Sに吸着させ、このときの吸着熱にて液配管73b内の液体を加熱し、この加熱された液体を、ヒータコア4に循環させる補助暖房を行ない、この後には、吸着器7をPTCヒータ9にて加熱して吸着剤Sから水を脱着させ、この脱着された水を水タンク6に収容させる。よって、吸着剤Sの吸着による吸着熱を、この吸着剤Sに接する液配管73b内の液体に効率よく放熱でき、ひいては、ヒータコア4において、上記吸着熱をダクト1内空気の加熱に効率よく利用できる。
請求項(抜粋):
一端に空気吸込口(1a)、他端に空気吹出口(1b)を備えたダクト(1)と、前記ダクト(1)の一端から他端にかけて空気を送る送風ファン(2)と、前記ダクト(1)内に配置され、エンジン(E)のエンジン冷却水を熱源として前記送風ファン(2)による送風空気を加熱する暖房用熱交換器(4)と、前記ダクト(1)外に配置され、冷却されることにより被吸着媒体を吸着し、加熱されることにより被吸着媒体を脱着する多数の吸着剤(S)を密閉容器(71)内部に収容した吸着器(7)と、前記吸着器(7)を加熱する加熱手段(9)と、前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)と連通して配置され、被吸着媒体を収容する媒体タンク(6)とを備え、前記吸着器(7)の前記密閉容器(71)内部には、エンジン冷却水と同種の液体が内部を流れる液配管(73b)が、前記多数の吸着剤(S)に接するように配置され、前記媒体タンク(6)内の被吸着媒体を前記吸着剤(S)に吸着させ、このときの吸着熱にて前記液配管(73b)の液体を加熱し、この加熱された液体を前記暖房用熱交換器(4)に循環させる補助暖房行程を実行可能であり、この補助暖房行程の後には、前記吸着器(7)を前記加熱手段(9)にて加熱して前記吸着剤(S)から被吸着媒体を脱着させ、この脱着された被吸着媒体を前記媒体タンク(6)に収容させることを特徴とする暖房装置。
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開平2-037019
  • 吸着式冷凍装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-184317   出願人:日本電装株式会社
  • 特開平4-260810
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