特許
J-GLOBAL ID:200903001162034920

レーザドツプラ速度計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大岩 増雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-198127
公開番号(公開出願番号):特開平5-040176
出願日: 1991年08月07日
公開日(公表日): 1993年02月19日
要約:
【要約】【目的】 移動物体と光学系間の測定距離変動による精度低下、欠測を除去したレーザドップラ速度計を得る。【構成】 レーザB2bから発信されたレーザA2aの波長と異なるレーザ光を、コールドミラー12aで完全透過し、レーザA2aから発信されたレーザ光の一方をコールドミラー12aで完全反射して両者のレーザを重畳し、重畳されたレーザビームをミラー11c、11dを経由し移動物体1上に照射する。移動物体1で散乱されたレーザ光には、レーザA2aとレーザB2bの各々の波長の光が含まれており、レンズ13a,13bで集光された散乱光はコールドミラー12bでレーザB2bののレーザ光波長のみ分離透過され位置検出器14の受光面に結像され、またレーザA2aのレーザ光波長はコールドミラー12bで反射され光検出器7に導びかれるようになっている。
請求項(抜粋):
特定の波長の光を出力する第1のレーザと、上記レーザの出力ビームを2分割するビームスプリッタと、上記2分割したレーザビームの方向を移動物体上に交差させて照射し得るための複数のミラーと、上記二つの照射ビームの各々について移動物体の速度に応じたドップラシフトを起した散乱光を集光し、平行光とする第1のレンズ、この第1のレンズからの平行光を集光する第2のレンズとを有するレンズ系と、上記レンズ系で受信したドップラ信号を含む散乱光を電気変換する光検出器と、上記全ての構成品を収納する光学ベースと、上記光検出器の出力を増幅する増幅器と、上記増幅器で増幅された信号からドップラ周波数を検出する手段と、上記ドップラ周波数検出手段の出力信号であるドップラ周波数から移動物体の速度を演算する速度演算器とを備えたレーザドップラ速度計において、上記第1のレーザの波長と異なる波長の光を出力する第2のレーザと、上記第1のレーザから出力された光を2分割して移動物体上に交差させて照射するレーザビームの片側ビームに上記第2のレーザの出力ビームを重畳させる手段と、移動物体から散乱光を集光する上記レンズ系の結像点に設けられ、上記第2のレーザの移動物体からの散乱光を受光し上記移動物体と上記光学ベースまでの距離変動を検出する位置検出器と、上記位置検出器の距離変動検出信号から上記移動物体と上記光学ベース間の距離が常に一定になるよう制御する倣い制御手段とを具備したことを特徴とするレーザドップラ速度計。

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