特許
J-GLOBAL ID:200903001244667459

燃料電池の駆動装置および触媒被毒率検出装置並びに燃料電池システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-302832
公開番号(公開出願番号):特開平8-138711
出願日: 1994年11月10日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】 燃料電池の触媒が被毒を受けて電池出力が低下した場合に、制御遅れや失速を解消することを目的とする。【構成】 燃料電池の初期状態時の電池特性L0をROMに予め記憶しておく。この燃料電池を定電圧制御方式で運転していたとする。この状態で触媒のCO被毒が発生すると、その動作点OはQ点に移動するが、この時の電流密度を検出し、その電流密度とO点の電流密度との比率(被毒率)Rを算出する。そして初期状態時の電池特性L0上の各点の電流値に対してその比率Rを乗算することにより、現在の電池特性L1を求める。この状態から運転の方式を定電力制御に切り換える場合、その一定電力のラインL2と現在の電池特性L1との交点が、ガードG1〜G3とラインL0とで囲まれる動作許可領域内に含まれるかを判定し、含まれる場合に、運転切換が可能として動作点をQ点からP点に一気に変更する。
請求項(抜粋):
触媒を担持した電極に反応ガスを供給して、その反応ガスの化学反応から起電力を得る燃料電池の駆動装置において、前記燃料電池の初期状態時における電池特性を予め記憶する初期電池特性記憶手段と、前記触媒が被毒状態にあることを検知する被毒状態検知手段と、該被毒状態検知手段により前記触媒が被毒状態にあることが検知されたとき、前記燃料電池の出力信号を検出する出力信号検出手段と、該検出された燃料電池の出力信号と前記初期電池特性記憶手段により記憶された前記電池特性とから、前記触媒の被毒率に応じた比率を算出し、該比率と前記電池特性とから、前記燃料電池の被毒状態時における電池特性を求める電池特性演算手段とを備えたことを特徴とする燃料電池の駆動装置。
引用特許:
出願人引用 (3件)

前のページに戻る