特許
J-GLOBAL ID:200903001275816746

一体に鋳造された冷却用流体ノズルを備えたタービンベーンアッセンブリ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-508443
公開番号(公開出願番号):特表平8-503758
出願日: 1993年09月23日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】冷却用流体ノズルが一体に鋳造されてなるタービンベーンアッセンブリを有するガスタービンエンジンが開示されている。出口部および壁手段を備えた冷却用流体ノズルの種々の構成例が開示されている。一実施例においては、壁手段は、傾斜したリーディングエッジを有し、該リーディングエッジが、隣接した壁手段のトレイリングエッジに円周方向に対峙する。リーディングエッジは、タービンベーンアッセンブリが最も開いた位置にあるときに、該リーディングエッジがトレイリングエッジと円周方向に整列するように、傾斜している。タービンベーンアッセンブリが最も閉じた位置にある場合には、傾斜したリーディングエッジは、トレイリングエッジに対し、シールキャビティ内の円周方向の流れについて階段状に下がるような形に整列する。これにより複数の壁手段はシールキャビティ内で滝のような配置を構成し、空力的損失を抑制する。
請求項(抜粋):
長手方向の回転軸に沿って配置されたガスタービンエンジンであって、軸方向に延びた流路と、タービン部と、該タービン部へ冷却用流体を導入する手段と、を備えてなるガスタービンエンジンにおいて、 上記タービン部は、上記回転軸を中心に円周方向に配置されたロータアッセンブリと、上記ロータアッセンブリの軸方向下流側に配置されたシール手段と、上記ロータアッセンブリの軸方向下流側でかつ上記シール手段の半径方向外側に配置されたタービンベーンアッセンブリと、を有し、 上記ロータアッセンブリおよび上記シール手段が、運転中に上記軸を中心に回転するとともに、上記ロータアッセンブリとタービンベーンアッセンブリとの間の間隙および上記シール手段によって、環状のシールキャビティが部分的に構成されており、 上記タービンベーンアッセンブリは、複数のベーンを有するとともに、上記キャビティからの流体の流路を遮断するように、上記シール手段に連係するシーリングシュラウドを有し、 各ベーンは、ピッチ角γ(最大に開いたときのピッチ角γ1に対しγ≧γ1である)を有し、かつ各ベーンは、翼部と、プラットフォーム部と、一体に鋳造されたノズルと、を有し、 上記翼部は、中空状であって、上記冷却用流体導入手段に連通しており、 上記ノズルは、上記キャビティに面した流路面を持った壁手段と、上記翼部に連通して冷却用流体が円滑かつ連続的に流れるとともに該流体をキャビティ内へ指向させる流体通路と、を有し、 上記壁手段は、隣接する壁手段との間で円周方向へ延びているとともに、上記プラットフォーム部から半径方向内側へ延びており、かつ各壁手段は、トレイリングエッジとリーディングエッジとを有し、 上記リーディングエッジは、γ=γ1の場合に、隣接する壁手段のトレイリングエッジに円周方向に整列し、かつγ>γ1の場合には、上記リーディングエッジは、キャビティ内の流れ方向について階段状に下がる形となるように構成されていることを特徴とするガスタービンエンジン。
IPC (3件):
F01D 5/14 ,  F01D 5/18 ,  F02C 7/18

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