特許
J-GLOBAL ID:200903001318592715

液状の、主としてスチレンおよびエチルベンゼンよりなる混合物の蒸留によるエチルベンゼン/スチレンの分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-262733
公開番号(公開出願番号):特開平6-192141
出願日: 1993年10月20日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 液状の、主としてスチレンおよびエチルベンゼンよりなる混合物より蒸留によってエチルベンゼン/スチレンを分離する。【構成】 この方法は、断熱圧縮(ヒートポンプ系)の利点を利用し、使用されたエネルギーを最適に利用するように構成される。蒸留塔(1)の頂部の圧力は、簡単な方法で調節される。【効果】 使用されたエネルギ-は、普通に利用され、特に安定な塔の状態が保たれる。
請求項(抜粋):
以下の各工程、すなわち、a)減圧下に操作される充填塔の形態の蒸留塔(1)の中央部に液状の、主としてスチレンおよびエチルベンゼンよりなる混合物を供給し;b)塔(1)の頂部よりの主成分としてエチルベンゼンを含有する低沸点を有する成分(低沸点成分)の蒸気を取出しそして塔(1)の底部よりの主成分としてスチレンを含有する高沸点を有する成分(高沸点成分)の液体を取出し;c)低沸点成分の蒸気を断熱圧縮(水蒸気圧縮)するために過熱器(2)を経て圧縮機(3)に導き;d)圧縮機(3)よりの圧縮された蒸気を塔(1)の再沸器(4)に導入し;e)再沸器(4)内において凝縮した低沸点成分よりの液体の一部を過熱器(2)を経て塔(1)の上部に再循環せしめ、そして低沸点成分より凝縮した液体の残りの部分を蒸留系から取出す、各工程を包含する、液状の、主としてスチレンおよびエチルベンゼンよりなる混合物の蒸留により、エチルベンゼン/スチレンを分離する方法において、低沸点成分より凝縮した液体の、過熱器(2)から出てくる部分を2つの部分流に分割し、その際第1の部分流は、減圧下に操作されそして塔(1)の下部よりの高沸点成分の液体が供給されるかまたはその他の有用な熱源用に適した温度までもたらされる(充填)塔の形態の蒸留塔(6)の再沸器(5)を経て塔(1)の上部に再循環され、そして第2の部分流は直接に塔(1)の上部まで再循環せしめられ、その際第1の部分流の管路には弁(7)が、そして第2の部分流の管路には弁(8)があり、それらは塔(1)の頂部に存在する圧力測定部と共に制御系を構成し、そしてこのようにして塔(1)が制御されることを特徴とする上記エチルベンゼン/スチレンの分離方法。
IPC (3件):
C07C 15/073 ,  C07C 7/04 ,  C07C 15/46

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