特許
J-GLOBAL ID:200903001359583062

キーエスクロー方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 役 昌明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-049754
公開番号(公開出願番号):特開2002-252609
出願日: 2001年02月26日
公開日(公表日): 2002年09月06日
要約:
【要約】【課題】 キーエスクロー方式の安全性を高めるとともに、暗号通信に使う共有鍵が確実に供託されるようにする。【解決手段】 各ユーザーは、ID情報に対応する楕円曲線上の点を求めて、公開情報とする。ユーザーAは、自己の公開情報とユーザー共通の秘密情報とから公開鍵を求める。ユーザーAが、ユーザーBとの暗号通信を希望する場合には、エスクローエージェンシーEAに、ユーザーAの公開鍵とユーザーBの公開情報を送る。エスクローエージェンシーEAは、楕円曲線上の点のペアリング技術を用いて、公開鍵と公開情報とから共有鍵を生成して、ユーザーAとユーザーBに配布する。捜査機関Iが、法に基づいて暗号通信を傍受する場合には、エスクローエージェンシーEAに共有鍵の引渡しを請求する。確実に共有鍵が供託されるとともに、秘密鍵を配布しないので安全性が高くなる。
請求項(抜粋):
複数のユーザーX(X=A,B,・・・)と、エスクローエージェンシーと、捜査機関とからなるキーエスクロー方式において、前記各ユーザーXは、任意のユーザーのID情報を取得する手段と、すべてのユーザー共通の秘密情報sを保持する手段と、前記ID情報に基づいて楕円曲線E上の対応する点を計算して公開情報を求める演算手段と、前記演算手段で求めた公開情報RXと前記秘密情報sとから公開鍵SX(=s*RX(楕円曲線E上の点の整数倍演算))を計算する手段と、前記演算手段で求めた通信相手のユーザーYの公開情報RYと自己の公開鍵SXとを前記エスクローエージェンシーに送信する手段と、前記エスクローエージェンシーから共有鍵Kを受信して暗号通信を行なう手段とを備え、前記エスクローエージェンシーは、センター秘密情報rを保持する手段と、前記楕円曲線E上のペアリングtn(SX,RY)を計算する手段と、前記センター秘密情報rを使って前記共有鍵K(=tn(SX,RY)r(有限体上の演算))を計算する手段と、前記共有鍵Kを前記ユーザーXと前記ユーザーYに配布する手段と、前記捜査機関から鍵要請を受信する手段と、前記捜査機関を認証する手段と、前記共有鍵Kを前記捜査機関に送信する手段とを備え、前記捜査機関は、法執行時に鍵要請を前記エスクローエージェンシーに送る手段と、前記エスクローエージェンシーから前記共有鍵Kを受信する手段と、傍受した暗号文を前記共有鍵Kにより解読する手段とを備えることを特徴とするキーエスクロー方式。
FI (2件):
H04L 9/00 601 Z ,  H04L 9/00 601 E
Fターム (7件):
5J104AA16 ,  5J104EA12 ,  5J104EA26 ,  5J104EA30 ,  5J104JA03 ,  5J104NA02 ,  5J104NA16
引用特許:
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る