特許
J-GLOBAL ID:200903001386834301

脳内皮細胞発現パターン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 清水 初志 ,  新見 浩一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-502059
公開番号(公開出願番号):特表2006-512924
出願日: 2003年08月15日
公開日(公表日): 2006年04月20日
要約:
脳腫瘍血管形成のより良好な理解を得るために、脳内皮細胞(EC)を単離するため、および遺伝子発現パターンを評価するための新しい技術が開発された。正常および悪性の結腸直腸組織から誘導された脳ECからの転写物が非内皮細胞からの転写物と比較された場合、内皮中で優勢に発現する遺伝子が同定された。正常な内皮と腫瘍由来の内皮との間の比較は、腫瘍関連脳内皮において特異的に上昇した遺伝子を示した。これらの結果は、ヒト脳における新生物内皮および正常な内皮が分子レベルで識別可能であること、および将来において抗血管形成治療の開発のための顕著な意味を有することを確証する。
請求項(抜粋):
神経膠腫を診断するのを補助するための方法であって、以下の工程を含む方法: 新生物であることが疑われる第1の脳組織試料における少なくとも1種の遺伝子の発現産物を検出する工程であって、該少なくとも1種の遺伝子が、 シグナル配列レセプター、δ(トランスロコン結合タンパク質δ);DC2タンパク質;KIAA0404タンパク質;シンプレキン;Huntingtin相互作用タンパク質I;原形質膜小胞結合タンパク質;KIAA0726遺伝子産物;ラテキシンタンパク質;トランスフォーミング成長因子、β1;仮想タンパク質FLJ22215;Rag Cタンパク質;仮想タンパク質FLJ23471;N-ミリストイルトランスフェラーゼ1;仮想タンパク質dJ1181N3.1;リボソームタンパク質L27;分泌タンパク質、酸性、システインリッチ(オステオネクチン);Hs 111988;Hs 112238;ラミニン、α5;β-ガラクトシダーゼの保護タンパク質(ガラクトシアリドーシス);メラノーマ関連遺伝子;メラノーマ関連遺伝子;E3ユビキチンリガーゼSMURF1;コラーゲン、IV型、α1;コラーゲン、IV型、α1;コラーゲン、IV型、α1;インスリン様増殖因子結合タンパク質7;完全コード配列を有するcDNAから推定される遺伝子;Thy-1細胞表面抗原;Hs 127824;GTP結合タンパク質2;ホモサピエンス(Homo sapiens) mRNA;cDNA DKFZp586D0918(クローンDKFZp586D0918由来);皮膚T細胞リンパ腫関連腫瘍抗原se20-4;差次的に発現される核小体TGF-β1標的タンパク質(DENTT);ジスフェリン、肢帯筋ジストロフィー2B(常染色体劣性);スムーズリン;インテグリン、α5(フィブロネクチンレセプター、αポリペプチド);推定の翻訳開始因子;レチノイン酸誘導14;マトリックスメタロプロテイナーゼ9(ゼラチナーゼB、92kDゼラチナーゼ、92kD IV型コラゲナーゼ);Lutheran血液型(Auberger b抗原含有);スタニオカルシン2;核因子(赤血球由来2)様2;タンパク質チロシンホスファターゼ、非レセプター型1;インテグリン、α10;コラーゲン、VI型、α2;第21染色体オープンリーディングフレーム25;CDC37(細胞分裂周期37、出芽酵母(S. cerevisiae)、ホモログ);Hs 16450;Rhoグアニンヌクレオチド交換因子(GEF)7;クレアチンキナーゼ、脳;仮想タンパク質FLJ10297;仮想タンパク質FLJ10350;TNF誘導タンパク質;腫瘍壊死因子レセプタースーパーファミリー、メンバー12(転座鎖結合膜タンパク質);コフィリン1(非筋肉);スプライシング因子プロリン/グルタミンリッチ(ポリピリミジントラクト(tract)結合タンパク質関連);スプライシング因子プロリン/グルタミンリッチ(ポリピリミジントラクト結合タンパク質関連);v-etsニワトリ赤芽球症ウイルスE26オンコジーンホモログ1;プロテアーゼ、システイン、1(レグマイン);リボソームタンパク質L13;第22染色体オープンリーディングフレーム5;ジンクフィンガータンパク質144(Mel-18);変性精母細胞(ショウジョウバエ(Drosophila)ホモログ;脂質デサチュラーゼ);真核生物翻訳開始因子2C、2;ミトコンドリアリボソームタンパク質L45;前立腺腫瘍過剰発現遺伝子1;NADHデヒドロゲナーゼ(ユビキノン)1αサブ複合体、7(14.5kD、B14.5a);神経膠腫内皮マーカー1前駆体;NS1-結合タンパク質;リボソームタンパク質L38;タフテリン相互作用タンパク質;HLAクラスII領域発現遺伝子KE2;ミトコンドリア内膜のトランスロカーゼ17ホモログA(酵母);sudD(bimD6のサプレッサー、偽巣性コウジ菌(Aspergillus nidulans))ホモログ;ヘパラン硫酸プロテオグリカン2(パーレカン);SEC24(S. cerevisiae)関連遺伝子ファミリー、メンバーA;NADHデヒドロゲナーゼ(ユビキノン)Fe-Sタンパク質7(20kD)(NADH-コエンザイムQ還元酵素);X染色体およびY染色体(固有)155発現配列上のDNAセグメント;アネキシンA2;Homo sapiensクローン24670 mRNA配列;仮想タンパク質;マトリックスメタロプロテイナーゼ10(ストロメライシン2);KIAA1049タンパク質;Gタンパク質共役レセプター;仮想タンパク質FLJ20401;マトリックスメタロプロテイナーゼ14(膜挿入);KIAA0470遺伝子産物;溶質担体ファミリー29(ヌクレオシドトランスポーター)、メンバー1;スタニオカルシン1;スタニオカルシン1;スタニオカルシン1;口腔癌関連1において欠損している腫瘍サプレッサー;口腔癌関連1において欠損している腫瘍サプレッサー;アポリポタンパク質C-I;グルタチオンペルオキシダーゼ4(リン脂質ヒドロペルオキシダーゼ);Hs 272106;IGHMエンハンサー3に結合する転写因子;仮想タンパク質DKFZp762A227;仮想タンパク質FLJ22362;CD59抗原p18-20(モノクローナル抗体16.3A5、EJ16、EJ30、EL32、およびG344によって同定された抗原);PRO0628タンパク質;細胞傷害性Tリンパ球によって認識されるメラノーマ関連抗原;LOC88745;Homo sapiens β-1,3-ガラクトシルトランスフェラーゼ-6(B3GALT6)mRNA、完全cds;新芽(Drosophila)ホモログ4;新芽(Drosophila)ホモログ4;Homo sapiens mRNA;cDNA DKFZp434E1515(クローンDKFZp434E1515由来);コアクトシン様タンパク質;仮想タンパク質FLJ21865;Hs296234;KIAA0685遺伝子産物;仮想タンパク質FLJ10980;リボソームタンパク質L10;リボソームタンパク質S19;Hs 299251;Huntingtin相互作用タンパク質K;Homo sapiens mRNA全長挿入物cDNAクローンEUROIMAGE 50374;Hs 311780;Hs 212191;v-aktマウス胸腺腫ウイルスオンコジーンホモログ2;Hs 328774;スプリット2のトランスデューシン様エンハンサー、Drosophila E(sp1)のホモログ;KIAA1870タンパク質;リボソームタンパク質L10a;ペプチジルプロリルイソメラーゼA(サイクロフィリンA);Hs 344224;仮想タンパク質FLJ23239;仮想タンパク質DKFZp761H221;KIAA1887タンパク質;Homo sapiens mRNA全長挿入物cDNAクローンEUROIMAGE 701679;Homo sapiens cDNA FLJ30634 fis、クローンCTONG2002453;Homo sapiens cDNA FLJ32203 fis、クローンPLACE6003038、ジンクフィンガータンパク質84に少し類似する;Homo sapiens mRNA全長挿入物cDNAクローンEUROIMAGE 1035904;仮想タンパク質LOC57333;ミオシンID;プレキシンB2;レクチン、ガラクトシド結合、可溶性、8(ガレクチン8);ダブルリングフィンガー(double ring-finger)タンパク質、Dorfin;DKFZP434B168タンパク質;LIMドメイン結合2;インテグリンβ4結合タンパク質;シナプトポジン;Hs 54828;インスリン誘導性遺伝子1;アセチルLDLレセプター;SREC;除去修復交差相補(cross-complementing)齧歯類修復欠損、相補群1(重複アンチセンス配列を含む);仮想タンパク質FLJ22329;シュワノミン(Schwannomin)相互作用タンパク質1;PTEN誘導性推定キナーゼ1;ミオシンX;Homo sapiens cDNA FLJ32424 fis、クローンSKMUS2000954、Homo sapiens F-ボックスタンパク質Fbx25(FBX25)97に中程度に類似する;ゴルジホスホタンパク質1;スプライシング因子、アルギニン/セリンリッチ6;ラミニン、γ3;システインリッチタンパク質2;U6 snRNA関連Sm様タンパク質LSm7;仮想タンパク質FLJ10707;Homo sapiens、RIKEN cDNA 2310012N15遺伝子に類似、クローンIMAGE:3342825、mRNA、部分cds;マクロファージ移動阻害因子(グリコシル化阻害因子);ユビキノール-シトクロムc還元酵素ヒンジタンパク質;ギャップ結合タンパク質、α1、43kD(コネキシン43);ジヒドロピリミジナーゼ様-3;アクアポリン1(チャンネル形成内在性タンパク質、28kD);甲状腺において発現されるタンパク質;マクロファージミリストイル化アラニンリッチCキナーゼ基質;プロコラーゲン-リジン、2-オキソグルタル酸 5-ジオキシゲナーゼ(リジンヒドロキシラーゼ、VI型エーラース-ダンロー(Ehlers-Danlos)症候群);プロテアーゼ、セリン、11(IGF結合);24-デヒドロコレステロール還元酵素;コラーゲン、IV型、α2;プロフィリン1;アポリポタンパク質D;ヒアルロノグルコサミニダーゼ2;仮想タンパク質FLJ22678;クイエシンQ6;rasホモログ遺伝子ファミリー、メンバーA;rasホモログ遺伝子ファミリー、メンバーA;プラスミノーゲン活性化因子、ウロキナーゼ;インスリン様増殖因子結合タンパク質3;ウリジンホスホリラーゼ;KIAA0638タンパク質;B7ホモログ3;ラミンA/C;ラミンA/C;ラミンA/C;Gタンパク質シグナル伝達のレギュレーター12;プロテアソーム(プロソーム、マクロパイン)26Sサブユニット、非ATPase、8;Homo sapiens、RIKEN cDNA 5730528L13遺伝子に類似、クローンMGC:17337 IMAGE:4213591、mRNA、完全cds;プロサポシン(異型ゴーシェ病および異型異染性白質萎縮症);ラミニン、α4;転写伸長因子A(SII)、1;レクチン、ガラクトシド結合、可溶性、3結合タンパク質;リボソームタンパク質S16;グリコホリンC(Gerbich血液型);B型エンドセリンレセプター;セリン(またはシステイン)プロテイナーゼインヒビター、クレードE(ネキシン、プラスミノーゲン活性化因子インヒビター1型)、メンバー1;ビグリカン;核内低分子リボヌクレオタンパク質ポリペプチドB";膜貫通4スーパーファミリーメンバー2;TAF11 RNAポリメラーゼII、TATAボックス結合タンパク質(TBP)関連因子、28kD;リシルオキシダーゼ様2;SRY(性決定領域Y)-ボックス4;SOX4 SRY(性決定領域Y)-ボックス4;SRY(性決定領域Y)-ボックス4;アクチン関連タンパク質2/3複合体、サブユニット2(34kD);Homo sapiens cDNA:FLJ23507 fis、クローンLNG03128;仮想タンパク質FLJ12442;Fas(TNFRSF6)、デスドメインを介して結合;マイトジェン活性化タンパク質キナーゼキナーゼキナーゼ11;TEKチロシンキナーゼ、内皮性(静脈形成異常、複数の皮膚性および粘膜性);インスリンレセプター;細胞膜糖タンパク質、110000M(r)(表面抗原);Homo sapiens cDNA FLJ11863 fis、クローンHEMBA1006926;ジャグド(jagged)1(Alagille症候群);KIAA0304遺伝子産物;プレB細胞白血病転写因子2;Homo sapiens cDNA FLJ31238 fis、クローンKIDNE2004864;p53誘導タンパク質;補体成分1、q小成分、レセプター1;補体成分1、q小成分、レセプター1;アポリポタンパク質E;ケモカイン(C-Cモチーフ)リガンド3;凝固因子II(トロンビン)レセプター様3;凝固因子III(トロンボプラスチン、組織因子);コラーゲン、I型、α1;コラーゲン、III型、α1(IV型エーラース-ダンロー症候群、常染色体優性);C型(カルシウム依存性、炭水化物認識ドメイン)レクチン、スーパーファミリーメンバー9;シスタチンC(アミロイド血管障害および脳出血);小胞体結合タンパク質140kDa;EST;EST;EST、仮想タンパク質FLJ10350に高度に類似する[Homo sapiens][H.sapiens];EST、ITB1_HUMANインテグリンβ-1前駆体(フィブロネクチンレセプターβサブユニット)(CD29)(インテグリンVLA-4βサブユニット)に高度に類似する[H.sapiens];EST、仮想タンパク質FLJ20489に少し類似する[Homo sapiens][H.sapiens];EST、T17346仮想タンパク質DKFZp586O1624.1-ヒト(断片)に少し類似する[H.sapiens];EST、T21371仮想タンパク質F25H8.3-線虫(Caenorhabditis elegans)に少し類似する[C.elegans];真核生物翻訳開始因子4A、アイソフォーム1;ヘムオキシゲナーゼ(デサイクリング)1;ヘルマンスキー-パドラック(Hermansky-Pudlak)症候群4;Homo sapiens cDNA FLJ34888 fis、クローンNT2NE2017332;Homo sapiens cDNA FLJ39848 fis、クローンSPLEN2014669;Homo sapiens mRNA全長挿入物cDNAクローンEUROIMAGE 1977059;Homo sapiens、クローン IMAGE:4845226、mRNA;仮想タンパク質FLJ22329;仮想タンパク質FLJ32205;仮想タンパク質MGC4677;インヒビン、βB(アクチビンABβポリペプチド);インスリン様増殖因子結合タンパク質5;ジャンクションプラコグロビン;KIAA0620タンパク質;KIAA0943タンパク質;ラット液胞膜タンパク質1の可能性のあるオルソログ;リソソーム結合マルチスパニング膜タンパク質-5;主要組織適合複合体、クラスI、B;主要組織適合複合体、クラスI、C;マトリックスGlaタンパク質;マトリックスメタロプロテイナーゼ1(間質性コラゲナーゼ);微小管結合タンパク質1軽鎖3β;神経増殖因子レセプター(TNFRスーパーファミリー、メンバー16);リボソームタンパク質S9;リングフィンガータンパク質40;S100カルシウム結合タンパク質、β(神経性);セマドメイン、膜貫通ドメイン(TM)、および細胞質ドメイン、(セマホリン)6B;SPARC様1(マスト9、ヘビン(hevin));腫瘍壊死因子、α誘導タンパク質3;UDP-Gal:βGlcNAcβ1,4-ガラクトシルトランスフェラーゼ、ポリペ プチド3;UDP-GlcNAc:βGalβ-1,3-N-アセチルグルコサミニルトランスフェラーゼ5;フォン・ウィルブランド因子;v-aktマウス胸腺腫ウイルスオンコジーンホモログ2;サイクリン依存性キナーゼ(cdc2様)10;オルソログマウス筋細胞誘導/分化オリジネーター;脳特異的血管形成インヒビター1;EGF-TM7ラトロフィリン(latrophilin)関連タンパク質;セマドメイン;インテグリン、α5;マウスフィブロネクチンIII型の可能性のあるオルソログ;Lutheran血液型(Auberger b抗原含有);SSR4、TRAPD;神経増殖因子レセプター(TNFRスーパーファミリー、メンバー16);インスリン様増殖因子結合タンパク質;白血病阻害因子;タンパク質チロシンホスファターゼ、I型非レセプター;およびHomo sapiens、クローンIMAGE:3908182、mRNA、部分cdsからなる群より選択される工程;ならびに 第1の脳組織試料中の少なくとも1種の遺伝子の発現を、正常である第2の脳組織試料中の少なくとも1種の遺伝子の発現と比較する工程であって、第2の組織試料に対する第1の脳組織試料中の少なくとも1種の遺伝子の発現の増加により、第1の脳組織試料が、新生物の可能性があると同定される工程。
IPC (8件):
C12Q 1/68 ,  A61K 31/708 ,  A61K 39/00 ,  A61K 45/00 ,  A61K 48/00 ,  A61P 35/00 ,  G01N 33/53 ,  C12N 15/09
FI (8件):
C12Q1/68 A ,  A61K31/7088 ,  A61K39/00 H ,  A61K45/00 ,  A61K48/00 ,  A61P35/00 ,  G01N33/53 D ,  C12N15/00 A
Fターム (40件):
4B024AA01 ,  4B024AA11 ,  4B024CA11 ,  4B024CA12 ,  4B024HA12 ,  4B063QA01 ,  4B063QA18 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ01 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ13 ,  4B063QQ53 ,  4B063QR08 ,  4B063QR42 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QR77 ,  4B063QR80 ,  4B063QS05 ,  4B063QS25 ,  4B063QS36 ,  4B063QX02 ,  4C084AA02 ,  4C084AA07 ,  4C084AA13 ,  4C084AA16 ,  4C084NA14 ,  4C084ZB261 ,  4C085AA02 ,  4C085AA08 ,  4C085AA13 ,  4C085BB11 ,  4C085CC03 ,  4C085EE06 ,  4C085GG03 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086EA16 ,  4C086NA14 ,  4C086ZB26
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特許第6194158号
  • 特許第6335170号
引用文献:
審査官引用 (6件)
  • Differentiation
  • Proceedings of the National Academy of Sciences of USA
  • Nature Biotechnology
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