特許
J-GLOBAL ID:200903001460570656
仮想計算機方式
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-319755
公開番号(公開出願番号):特開平6-168146
出願日: 1992年11月30日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】【目的】スーパーコンピュータ上で、複数のOSがベクトルプロセッサを共有する仮想計算機システムを運用する際、システム全体の効率を高めるハードウェアの機能を提供する。【構成】スカラプロセッサ1は、任意のOSが走行中インタセプション・フラグ7が1ならば、ベクトルプロセッサ2の起動命令・状態テスト命令あるいはセットアップ命令において例外を発生してその実行を抑止する。例外処理では、インタセプションフラグ7が1で例外発生命令が前述の命令か否かを判定し、判定が肯定的ならばインタセプションする。【効果】本発明によって、仮想計算機モニタによるベクトルプロセッサの終了割り込み処理のシミュレーションが可能となり、ベクトルプロセッサの使用効率を高めることができる。また、仮想計算機モニタに対し、VP制御情報やベクトル演算初期値データを保持するレジスタの効率良い退避回復の契機を与えることが可能となり、システム全体の効率を高めることができる。
請求項(抜粋):
第1のプロセッサと第2のプロセッサを有する計算機上で、仮想計算機モニタによる管理のもと複数のオペレーティングシステム(OS)が走行する仮想計算機システムにおいて、前記第2のプロセッサが保持する制御情報及び演算初期値を前記第1のプロセッサが参照・更新する手段と、前記第2のプロセッサによる演算処理開始を前記第1のプロセッサが指示する手段と、前記第2のプロセッサの状態を前記第1のプロセッサがテストする手段と、前記第2のプロセッサによる演算処理終了を前記第1のプロセッサに通知する手段とを有すると共に、前記第1のプロセッサは、前記仮想計算機モニタにより設定されるインタセプション・フラグなるフラグを有し、前記仮想計算機モニタにより選択された任意のOSが前記第1のプロセッサで走行する間、該フラグの値の真偽如何により、前記参照・更新手段あるいは前記指示手段あるいは前記テスト手段の行使を指示する命令に於いて例外を発生し、該命令の実行を直前で抑止すると同時に、走行中であるOSの走行を中断し仮想計算機モニタによる該命令の実行を要求することを特徴とする仮想計算機方式。
IPC (2件):
G06F 9/46 350
, G06F 15/347
引用特許:
前のページに戻る