特許
J-GLOBAL ID:200903001470244722

高光沢度と印刷速乾性を有する二軸延伸ポリプロピレン合成紙の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹本 松司 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-366839
公開番号(公開出願番号):特開平11-198313
出願日: 1997年12月26日
公開日(公表日): 1999年07月27日
要約:
【要約】【課題】 高光沢度と印刷速乾性を有する二軸延伸ポリプロピレン合成紙の製造方法の提供。【解決手段】 二つの異なるポリプロピレン(PP)樹脂材料を一台の主押出し機と二台の副押出し機で押し出し並びにそれらを合流させて一つのTダイヘッドで押し出して三層構造の基材となし、それを冷却し、二軸延伸した後、アンダーコーティングとトップコーティング含む表面コーティングの後、巻き取ってカレンダにかけて必要な厚さとしてBOPPを製造する、高光沢度と印刷速乾性を有する二軸延伸ポリプロピレン合成紙の製造方法。
請求項(抜粋):
アイソタクチック度96%以上の高結晶性ポリプロピレン(MFI:0.5〜6)50〜90重量%と静電防止剤0〜5重量%をホッパより180〜280°Cに温度設定された主押出し機に進入させ、炭酸カルシウム10〜40重量%、二酸化チタン0〜10重量%を二つのフィーダーよりそれぞれ上記主押出し機に進入させてポリプロピレン樹脂混合物を押出し、ポリプロピレン95〜99.5重量%、粘着防止剤0.5〜5重量%からなる樹脂混合物を、180〜280°Cに温度設定された二台の副押出し機より押し出して、上記主押出し機と二台の副押出し機それぞれにより押出された物を合流させて一つのTダイヘッドで押し出して三層からなるシート状の基材を形成し、該基材を、15〜80°Cの冷却ローラで冷却成形した後、二軸延伸し、該二軸延伸は、先に120〜150°Cで予熱して、縦向き延伸の後、アニーリング処理することで縦向きに3〜7倍に延伸した後、さらに130〜190°Cで予熱し、横向き延伸してアニーリング処理することで横向きに5〜12倍に延伸することを以てなし、さらに該基材に対して20〜150KW効率の下で高周波コロナ処理を行い、さらに巻取り機で巻取り厚さ200μ以下の基材となし、別に、塩化ポリプロピレン樹脂5〜20重量%、アクリル酸エステル樹脂0〜5重量%、炭酸カルシウム0〜40重量%、白土粉0〜40重量%、二酸化チタン0〜5重量%、トルエン31〜50重量%、静電防止液0〜3重量%、紫外線吸収剤0.1〜0.3重量%、酸化防止剤0.1〜0.3重量%からなるアンダーコーティング材で、100〜400メッシュ、凹版深さ60〜10μの凹版コーティングローラで第1段階の紙面処理であるアンダーコーティングを行い、その後、アクリル酸エステル樹脂水溶液10〜20重量%、発泡防止剤0.2〜0.5重量%、炭酸カルシウム0〜48重量%、白土粉0〜45重量%、二酸化チタン0〜5重量%、耐水化剤(water resistant agent)0.2〜0.7重量%、潤滑剤0.5〜2重量%、澱粉0〜6重量%、アンモニア水0.2〜0.8重量%、螢光塗料0.01〜0.1重量%、純水26〜30重量%からなるトップコーティング材で、すでにアンダーコーティングを施した上記基材に対して、100〜400メッシュ、凹版深さ60〜10μの凹版コーティングローラで凹版コーティングローラを利用して第2段階の紙面処理であるトップコーティングを行い、厚さ200μ以下の合成紙の半完成品を得て、該半完成品の両面にさらに加熱金属ローラと耐高温プラスチックローラからなるプレススムージング装置で、温度40〜200°C、線圧力10〜500Kg/mmでプレススムージング処理を行った後、さらに巻取り機で巻き取って厚さ200μ以下の合成紙となす、以上の構成からなる、高光沢度と印刷速乾性を有する二軸延伸ポリプロピレン合成紙の製造方法。
IPC (11件):
B32B 27/32 ,  B29C 47/92 ,  B29C 55/12 ,  C08J 5/18 ,  C08J 7/00 CES ,  C08L 23/12 ,  C09D123/28 ,  C09D133/08 ,  B29K 23:00 ,  B29K105:16 ,  B29L 9:00
FI (8件):
B32B 27/32 E ,  B29C 47/92 ,  B29C 55/12 ,  C08J 5/18 ,  C08J 7/00 CES Z ,  C08L 23/12 ,  C09D123/28 ,  C09D133/08

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