特許
J-GLOBAL ID:200903001473709106
画質制御装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-202193
公開番号(公開出願番号):特開平6-051599
出願日: 1992年07月29日
公開日(公表日): 1994年02月25日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 従来の濃度制御に加えて、線幅を制御することで、線の太りや細りを防ぎ、高品質な画像を生成する画質制御装置を提供する。【構成】 濃度を制御するための濃度制御ループと、線幅を制御するための線幅制御ループで構成されており、濃度制御ループで、感光体106上に形成された基準濃度パッチ114,116のトナー像と基準濃度信号とを比較して複写画像の濃度を、露光量、帯電量、現像バイアス量の内の2つの入力量で制御する。そして、望みの濃度を得た後、線幅制御ループに移り、基準線幅パッチ124のトナー像と基準線幅信号とを比較して複写画像の線幅を、濃度制御に用いなかった入力量で制御する。この時、線幅を制御する入力を変えることで、濃度も望みの濃度からずれる。そこで、線幅制御の入力を更新した後、再び濃度制御ループに戻り濃度を制御する。したがって、本画質制御装置は濃度制御ループにより望みの濃度に戻した後の線幅を予想する線幅予想手段を有し、線幅制御の入力の方向はこの予測値にしたがって決定する。
請求項(抜粋):
感光体を所定の帯電電圧に帯電させる帯電手段と、露光量で投影して前記感光体に潜像を作成する露光手段と、前記潜像を所定の現像バイアス電圧に設定された現像剤によって可視像を作成する現像手段と、前記可視像を転写シートに転写する転写手段とを備えた電子写真プロセスにおいて、前記原稿台上に置かれた一様な濃度である少なくとも1つの基準濃度パッチと高濃度部と低濃度部から構成される少なくとも1つの基準線幅パッチを有する基準パッチ群を設ける。その基準濃度パッチを前記帯電、露光、現像手段により前記感光体上に作成した可視像の出力濃度を検出する濃度検出手段と、前記基準線幅パッチを前記帯電、露光、現像手段により前記感光体上に作成した可視像から線幅を検出する線幅検出手段と、基準濃度信号と、基準線幅信号を検知する。前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とを比較して複写画像の濃度を制御し、前記線幅検出手段の出力と前記基準線幅信号とを比較して複写画像の線幅を制御する画質制御部を有しており、前記画質制御部が、前記基準濃度信号と前記濃度検出手段の出力とを比較して、前記濃度検出手段の出力が前記基準濃度信号より大きい、等しい、あるいは小さいという定性値を出力する濃度定性値出力手段と、前記基準線幅信号と前記線幅検出手段の出力とを比較して、前記線幅検出手段の出力が前記基準線幅信号より大きい、等しい、あるいは小さいという定性値を出力する線幅定性値出力手段となる。前記帯電手段と前記露光手段と前記現像手段へのそれぞれの入力を増加あるいは減少させることにより、前記濃度検出手段の出力が増加する、あるいは変化しない、あるいは減少するという定性的な関係を記憶している定性モデル部と、前記濃度定性値出力手段の出力が、前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とが等しいという出力でない場合は、前記帯電手段と前記露光手段と前記現像手段のいずれか1つの手段Aへの入力値αは固定したまま、残りの2つの手段Bと手段Cへのそれぞれの入力値β及び入力値γを、前記定性モデル部の定性的な関係と前記濃度定性値出力手段の出力に応じて増加するあるいは減少するあるいは変更しないという濃度入力値更新動作を行う。前記濃度定性値出力手段の出力が、前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とが等しいという出力になるまで前記濃度入力値更新動作を繰り返し実行する濃度制御手段と、前記濃度制御手段により前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とを等しくした後、前記手段Aへの前記入力値αを増加あるいは減少させることにより生じる前記濃度検出手段の出力の変化を、前記濃度制御手段により再び、前記濃度定性値出力手段の出力を、前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とが等しいという出力に戻す。その後、前記線幅定性値出力手段の出力を予測する線幅予測手段と、前記濃度制御手段により前記濃度検出手段の出力と前記基準濃度信号とを等しくした後、前記線幅定性値出力手段の出力が、前記線幅検出手段の出力と前記基準線幅信号とが等しいという出力でない場合は、前記手段Bと前記手段Cへのそれぞれの前記入力値β、前記入力値γは固定したまま、前記手段Aへの前記入力値αを、前記線幅予測手段の出力と前記線幅定性値出力手段の出力に応じて、増加あるいは減少させる線幅入力値更新動作を行い、前記線幅入力値更新動作を実行した後、前記濃度制御手段を再び実行し、前記線幅定性値出力手段の出力が、前記線幅検出手段の出力と前記基準線幅信号とが等しいという出力になるまで一連の動作を繰り返し実行する線幅制御手段とを備えていることを特徴とする画質制御装置。
IPC (3件):
G03G 15/00 303
, G03G 15/06 101
, G03G 15/08 115
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