特許
J-GLOBAL ID:200903001474646809
可変長ステアリングシャフト
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-054598
公開番号(公開出願番号):特開平7-257398
出願日: 1995年03月14日
公開日(公表日): 1995年10月09日
要約:
【要約】【目的】 新規で改善した可変長ステアリングシャフトを提供する。【構成】 可変長ステアリングシャフト(26)は非円形横断面の管状シャフト(28)と、非円形横断面を呈し管状シャフトの内側に入れ子式に挿入した中実シャフト(38)とを有する。U字状の金属(50)バネは管状シャフトの末端部(30)に隣接して中実シャフト上に位置し、中実シャフトの対応する平坦側面に摺動自在に係合する向き合った脚部(52A、52B)を有する。単一のプラスチックスリーブ(56)は管状シャフト上で適所にモールド成形され、中実シャフトを緊密に取り巻くリップ部(66)を形成する。リップ部は、長手方向中心線(48)のまわりでの両シャフト間の相対角度位置を固定し、両シャフト間の摺動軸受を提供し、バネを埋設する。中実シャフトに係合するバネの脚部の表面は、スリーブを適所にモールド成形した後にも露出し、摩耗板を提供する。
請求項(抜粋):
管状シャフト(30)であって、末端部(30)で終端し、長手方向中心線(48)に垂直な平面内で非円形横断面を呈し、上記長手方向中心線に平行な平坦側面(32A)を備えた管状シャフト;及び上記管状シャフト内で上記長手方向中心線の方向へ相対的に入れ子式に運動できるように配置され、当該長手方向中心線に垂直な平面内で当該管状シャフトの上記非円形横断面に対応する非円形横断面を呈し、該長手方向中心線に平行な平坦側面(40A)有する中実シャフト(38);を備え、上記中実シャフトが、上記管状シャフトの平坦側面と当該中実シャフトの平坦側面との間の干渉により制限されるラッシュ角度範囲内で、上記長手方向中心線のまわりで当該管状シャフトに対して相対的に回転できるようになった可変長ステアリングシャフト(26)において、上記中実シャフトを上記管状シャフトに挿入した状態で当該管状シャフト上の適所にプラスチックスリーブ(56)をモールド成形し、このプラスチックスリーブが、上記長手方向中心線のまわりでの当該プラスチックスリーブと当該管状シャフトとの間の相対回転を阻止するために該管状シャフトに機械的に相互連結された第1部分と、リップ部(66)を形成するために該管状シャフトの末端部(30)の外側に位置する第2部分とを有し、上記リップ部が、当該中実シャフトに緊密に接触し同中実シャフトのための摺動軸受を形成すると共に上記ラッシュ角度範囲内での同中実シャフトと該管状シャフトとの間の相対回転を阻止する内壁(68)を有し;上記管状シャフトの末端部からの上記プラスチックスリーブの離脱を阻止するために共働する阻止手段(58、60)を当該管状シャフトと当該プラスチックスリーブの第1部分とにそれぞれ設け;上記管状シャフトと上記中実シャフトとの間の相対的な入れ子式運動中上記プラスチックスリーブの内壁の摩耗を最小に抑えるために、当該中実シャフトの平坦側面に摺動係合する当該内壁に金属摩耗板手段(50、52A、52B、54)を設けた;ことを特徴とする可変長ステアリングシャフト。
前のページに戻る