特許
J-GLOBAL ID:200903001480048018

空気の高圧低温蒸留方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-025349
公開番号(公開出願番号):特開平6-117753
出願日: 1993年02月15日
公開日(公表日): 1994年04月28日
要約:
【要約】【目的】 高圧で通常の二段式や三段式リボイラーの多塔式空気分離サイクルを運転するのを可能にする空気の低温蒸留方法を提供する。【構成】 本発明の方法は、(a)低圧塔116の液体酸素塔底液の一部分を高圧もしくは低圧の塔から抜出した又は気体の窒素生成物から得た窒素蒸気流と熱交換させ、その熱交換の前に、これらの熱交換流体のうちの少なく一つのものの圧力を液体酸素塔底液の当該一部分が少なくとも部分的に蒸発し、且つ窒素蒸気がすっかり凝縮するように調節し、(b)凝縮窒素を蒸留塔110,116のうちの少なくとも一つの還流として利用し、(c)蒸発酸素から寒冷を回収することを含む。
請求項(抜粋):
空気を低温蒸留してその構成成分のうちの少なくとも一つを分離及び製造するための方法であって、低温蒸留を異なる圧力で運転する少なくとも二つの蒸留塔がある蒸留塔装置で実施し、原料空気流を70〜300psia(500〜2000kPa )の範囲内の圧力まで圧縮して低温で凍結する不純物を本質的になくし、この本質的に不純物のない圧縮原料空気のうちの少なくとも一部分を冷却し、上記二つの蒸留塔のうちの第一のものに供給して精留し、それにより高圧の窒素の塔頂生成物と粗液体酸素塔底液とを製造し、この粗酸素塔底液をその圧力を下げて蒸留のために上記二つの蒸留塔のうちの第二のものに供給して、低圧の窒素の塔頂生成物と液体酸素塔底液とを製造し、上記の冷却された、本質的に不純物のない圧縮原料空気分のうちの少なくとも一部分を第一のリボイラー/コンデンサーで液体酸素塔底液との熱交換により少なくとも部分的に凝縮させて上記二つの蒸留塔のうちの少なくとも一つに供給し、上記の高圧窒素塔頂生成物のうちの少なくとも一部分を上記第二の蒸留塔の塔底と上記粗液体酸素塔底液の供給箇所との間の当該低圧塔内に位置する第二のリボイラー/コンデンサーで当該第二の蒸留塔を降下してくる液との熱交換によって凝縮させ、この凝縮させた高圧窒素を当該二つの蒸留塔のうちの少なくとも一つに還流として供給し、そして気体の窒素生成物を製造する方法において、次の工程(a)〜(c)を含む、高圧で当該方法の有効な運転を可能にする改良空気低温蒸留方法。(a)第二の塔の液体酸素塔底液の一部分を窒素蒸気流と熱交換させ、その際に、そのような熱交換の前に、互いに熱交換される二つの流れのうちの少なくとも一方の圧力を、液体酸素塔底液と窒素蒸気流との温度差をその熱交換により窒素蒸気がすっかり凝縮し、そして液体酸素塔底液の当該一部分が少なくとも部分的に蒸発するようにする操作で変化させる工程(b)その凝縮窒素を二つの蒸留塔のうちの少なくとも一つの還流として利用する工程(c)蒸発した酸素を加温して寒冷を回収する工程
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公昭54-012320

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