特許
J-GLOBAL ID:200903001520214226

自動車のサンスクリ-ン装置A

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-067233
公開番号(公開出願番号):特開2000-211359
出願日: 1999年01月23日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、従来のサンバイザーが持つ簡単で堅牢で使い勝手がよいという点において確実に凌駕していることを前提にして、なおかつこれまでどうすることもできなかったフロントガラス上部コーナーとインナミラー周辺の隙間を完全に塞いで防眩効果を完全なものにしながら、サイドにおける遮光機能を飛躍的に向上させようとするもので、更に車室内を広く明るく快適なものにすることにも照準を合わせている。【構成】 フロントガラス上部を左右に等分した寸法・形状のスクリーンとそのベースとなるフレームからなり、フレームは複数の誘導レールを持ち、スクリーンは出し入れ自在装置付きで上縁に誘導レールに填める複数の凸起をつけ、下縁の中央部に把っ手をつけて、天井前端の出入り口からフロントガラスサイドの辺に沿ってガラス面に接近するように引き出されてフロントガラス上部を隅無く覆い、更に、スクリーン上部コーナーの蝶番によってサイドへ折り返し向きを変えてサイドガラス上部も覆う。
請求項(抜粋):
自動車のサンスクリーン装置Aは、ベースとなるフレームとそのフレームに装備されるスクリーンよりなり、天井裏前部に載せるように取り付けられ、出し入れ自在のスクリーンが天井前端のスクリーン出入り口(以下、出入り口という)からフロントガラスサイドの辺に沿ってガラス面に接近するように引き出されフロントガラスを隅無く覆い、また、スクリーン上部コーナーの蝶番によってサイドへ折り返し向きを変えてサイドガラス上部を覆う。フレーム1.フロントガラス上部とほぼ同じ形状の、左右のスクリーンが中央部で重なり合う分だけ幅を縮めた梯形で、その梯形での左右外側のフレームを形成する誘導レールとそれに平行して内側に並ぶ複数の誘導レールを縦の骨にし、また、出入り口とその対辺に設ける補助のフレームを横の骨にして形成する。2.出入り口で凸起・軸・三角形のコーナーの持ち出し部分の通り路になる箇所は、それぞれの寸法にあわせて出し入れの妨げにならないよう出入り口の下縁・上縁・先端部を切り広げておく。スクリーン1.フロントガラス上部を左右に等分した寸法・形状のものを原形とする。2.素材は目的に合わせてプラスチックシート、または、芯またはフレームを用いたメッシュクロスまたは布を使いわけるか、または、それらを組み合わせて用いる。3.上部外側のコーナーに、フロントのスクリーンを折り返してサイドガラスを完全に覆うことのできる蝶番の位置を定め、その蝶番でスクリーン本体から三角形のコーナーを区切り、その三角形のコーナーの上縁を少し持ち出しそのエッジ部分に出入り口にひっかかって止まるスットッパーをつけ、サイドには左右外側の誘導レールにはめ込む軸を取り付けストッパーと一体化する。4.上縁に左右外側以外の誘導レールに填める複数の凸起を付ける。5.下縁の中央部に把っ手をつける。6.フレームに装備されると、軸と凸起が誘導レールに填まり、先端は出入り口に挟まれ、把っ手はその外に出る。7.始動により、軸と凸起は誘導レールを下方へ移動し、出入り口に挟まれたまま出てゆきフロントガラス上部を覆う。8.引き出し切ると、外側の軸以外の凸起はすべて出入り口を出て宙ぶらりになり、三角形コーナーの持ち出し部分が出入り口に挟まれ軸の上端も誘導レールに挟まれた状態でストッパーが出入り口に引っかかって止まり、蝶番が作動できる状態になる。本発明は上記のような構成を有するもので、フロントガラス上部左右のコーナーや中央インナーミラー周辺の隙間を塞いで完全遮光を実現しながら車室内を明るく閉塞感のない快適な状態にし、更に、サイドにおいても間便な操作で斬進な遮光機能を発揮することを特長とする自動車のサンスクリーン装置Aに関するもの。

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