特許
J-GLOBAL ID:200903001532288179

整列巻き可能な電子制御サンプル整経機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石原 詔二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-279886
公開番号(公開出願番号):特開平7-133538
出願日: 1993年11月09日
公開日(公表日): 1995年05月23日
要約:
【要約】【目的】 電子制御サンプル整経機において、整経胴上の糸の下層から順序よく整列巻き整経を行うことが可能で、整経長(巻き回数が多い場合、例えば4回巻き以上)が長い場合でも織機ビームへの巻取りが容易な整列巻きを可能とする。【構成】 整経胴に最初の糸列を巻き終わった後、次の糸列の巻き始めの糸が最初の列の糸よりも前方に位置するように巻くことを可能とする構造を採用することにより、整列巻き整経を可能とした。
請求項(抜粋):
中空軸1の両端中心に加動軸2と被動軸3とを突出させ、加動軸2にはプ-リー4に固定された小歯輪5を、他端の被動軸3には導糸杆6を固定した小歯輪7を各々遊装し、前記の小歯輪5,7を中空軸1内の連動軸8両端の小歯輪9,10の噛み合いによって連動せしめ、該中空軸は加動軸2側で片支持とし、被動軸3側の中空軸には円弧部11と直線部12とを交互させた同型の外周を有する胴枠13,14の円弧部11に両端の転子15に掛けられ、ドラムスポーク16面上を辷って移動されるコンベアベルト17を付設したドラムスポーク16を渡して形成せしめた整経胴Aを遊装し、前記のコンベアベルト17は胴外から適宜駆動される親歯輪18との噛み合いにより一斉に回転される遊星歯車19の胴内螺軸20と螺合せしめた駆動子21によって一斉に各々同量の微移動を行わせ、導糸杆6の先端を内方に屈成して導糸部6’として整経胴Aの前端円周上に臨ませてなる構成を有し、整経胴Aに巻きつけられる糸を綾取りバー及びカット綾バーの上下に選別することにより綾及びカット綾を作る綾取り手段と、整経胴Aに巻きつけられる糸の総本数をカウントする総本数カウンタのアップ信号をオン/オフさせる総本数カウンタカウント手段と、整経胴Aに巻きつけられる糸の総本数が設定値に達すると整経機本体を停止させる総本数完了停止手段と、コンベアベルトを左に移動させるコンベアベルト左移動手段と、コンベアベルトを右に移動させるコンベアベルト右移動手段と、主電動機46の回転を導糸杆6に伝達させる運転・停止手段と、糸選別ガイド27及び糸外し装置32を制御する糸セレクト手段と、糸緩み防止(糸抑え)装置60のソレノイドをオン/オフさせる糸抑えソレノイド手段と、糸が整経胴Aに巻かれた回数をカウント表示させる回数巻カウント手段を具備し、糸種0〜nの選択、糸本数の設定、繰り返し数の設定、巻回数mの設定及びコンベアベルトの送り量を設定することによって所望の柄整経を自動的に行うことができるようにした電子制御サンプル整経機であり、該導糸杆6側の該ドラムスポーク16の端部に上記導糸部6’からの糸をガイドするガイド手段Gを該ドラムスポーク16の長手方向に摺動自在に設け、該導糸杆6の1回転毎に該ガイド手段Gを該糸太さの2倍〜半分の距離Pだけ整経方向へ移動し、該導糸杆6の回転数が回数巻の設定値に達すると該ガイド手段Gは距離P×回数巻設定値=距離Q分だけクイックバックし、即ちスタート位置にクイックバックし、これと同時に該コンベアベルト17は整経縦密度、即ち整経幅/総本数(整経本数)の距離R分だけ整経方向に移動し、整列巻きを行うようにしたことを特徴とする整列巻き可能な電子制御サンプル整経機。

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