特許
J-GLOBAL ID:200903001536735706

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 曉司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-237874
公開番号(公開出願番号):特開平8-100004
出願日: 1994年09月30日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】内部ジャケット方式槽容器の長所を生かし、付着生成等の従来の槽容器の不都合点を解決する特定の構造の槽容器を用いて、高品質の塩化ビニル系重合体の製造を、高い生産性で製造する方法の提供。【構成】内筒の外面に直角に仕切板を間隔をおいて並設し、仕切板の先端間に外ストリップを跨設し、内筒と外ストリップとの間に仕切板により仕切られた熱媒の流路を有する温調エレメントを形成し、この温調エレメントを容器本体内に外ストリップ側を容器本体の内面に対向させて間隔をおいて固定し、温調エレメントと容器本体の内面との間の間隙の上下部を封止して間隙室を形成した構造を有し、かつその間隙室と本体室とを連通管により実質的に均圧を確保した槽容器であって、その気相部に還流冷却器が設けられた槽容器を用いて、水性媒体中における塩化ビニル系単量体の重合を行い、重合反応中に連通管から本体室へ、好ましくは還流冷却器を経由して液体を連続的にまたは断続的に供給する塩化ビニル系重合体の製造方法。
請求項(抜粋):
塩化ビニルまたは塩化ビニルを主体とする共重合可能な単量体の混合物(以下まとめて「塩化ビニル系単量体」という)の水性媒体中における重合を、内筒の外面に直角に仕切板を間隔をおいて並設し、仕切板の先端間に外ストリップを跨設することによって、前記内筒と外ストリップとの間に仕切板により仕切られた熱媒の流路を有する流路壁(以下「温調エレメント」という)を形成し、この温調エレメントを容器本体内に外ストリップ側を容器本体の内面に対向させて間隔をおいて固定するとともに前記温調エレメントの外ストリップ側と容器本体の内面との間の間隙の上下部を封止して間隙室を形成した構造を有し、かつ該間隙室と、容器本体の内面と温調エレメントの内筒とで囲まれた空間(以下「本体室」という)とを連通管を介して連通させた槽容器であって、その気相部に還流冷却器が設けられた槽容器中で行うに際し、少なくとも重合反応期間中に連通管から本体室へ液体を供給することを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (3件):
C08F 2/00 MDD ,  C08F 2/16 MBF ,  C08F 14/06

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