特許
J-GLOBAL ID:200903001542498406

一方向クラッチ及びそれを備えた作業用車両

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-329475
公開番号(公開出願番号):特開2001-146117
出願日: 1999年11月19日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】【課題】 第1回転部材1の断面円形状の摩擦面1aと、第2回転部材2の揺動プレート3の断面円弧状の摩擦面2aとの間に無端の平ベルト4を巻き掛ける一方、板ばね5により揺動プレート3を該プレート3がベルト4の一方のスパンに張力を加えて該ベルト4に初張力が付与されるように揺動する方向に付勢するようにしたベルト式の一方向クラッチにおいて、リミットトルクを容易に制御できるようにする。【解決手段】 乾式軸受部材からなるスリーブ形状の補助摩擦部材31を用い、この補助摩擦部材31を、第1回転部材1の摩擦面1a上に該摩擦面1aに対し摺動可能に外嵌合して摩擦面1aと平ベルト4との間に介装する。
請求項(抜粋):
外周に回転軸心を中心とする断面円形状の摩擦面を有し、トルク伝達系路における駆動側及び従動側のうちの一方に連結される第1の回転部材と、上記第1回転部材の摩擦面の半径方向外方に位置する係合部を有し、上記第1回転部材に上記回転軸心回りに相対回転可能に組み付けられているとともに、上記駆動側及び従動側のうちの他方に連結される第2の回転部材と、上記第1回転部材の摩擦面と上記第2回転部材の係合部との間に2つのスパンを形成するように巻き掛けられた摩擦部材と、上記摩擦部材に初張力が付与されて該摩擦部材を介しての上記第1及び第2回転部材間のトルク伝達が行われるように該摩擦部材の2つのスパンのうち、一方のスパンに張力を加える張力付与機構とを備え、上記一方のスパンが緩み側となるように第1及び第2回転部材を相対回転させるロック方向のトルクが入力されたときには、上記摩擦部材の張力が増加して上記トルク伝達を継続する一方、上記一方のスパンが張側となるように第1及び第2回転部材を相対回転させるフリー方向のトルクが入力されたときには、上記摩擦部材の張力が減少して上記トルク伝達を遮断するようにした一方向クラッチであって、上記第1回転部材の摩擦面と上記摩擦部材との間に、該第1回転部材の摩擦面に対し摺動可能に設けられていて過大なトルクが入力されたときに第1回転部材の摩擦面との間に滑りを生じて第1回転部材及び摩擦部材間の伝達トルクの大きさを制限する補助摩擦部材が介装されていることを特徴とする一方向クラッチ。
IPC (2件):
B60K 17/02 ,  F16D 41/20
FI (2件):
B60K 17/02 ,  F16D 41/20 A
Fターム (2件):
3D039AB13 ,  3D039AC06

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