特許
J-GLOBAL ID:200903001560428504

ミシンにおける刺繍縫い駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-077902
公開番号(公開出願番号):特開平5-277269
出願日: 1992年03月31日
公開日(公表日): 1993年10月26日
要約:
【要約】【目的】 この発明は、送り歯を用いた通常縫いに刺繍枠を用いた刺繍縫いを適宜実行できる小型かつ安価な刺繍縫い駆動装置の提供を目的とする。【構成】 この発明は、送り歯移動機構の駆動源である左右送りモータ51と、送り歯の布搬送ピッチを調整する駆動源である送り量調整モータ71と、不作動位置より作動位置に移動可能であり作動位置への移動により送り歯の上下運動を遮断しかつ送り歯を沈下位置に保持させる送り歯沈下レバー96と、X,Y両方向に沿って移動可能な刺繍枠30と、この刺繍枠のX移動機構及びY移動機構と、前記送り歯沈下レバーの不作動位置より作動位置への切り換えに応じて前記X移動機構と前記左右送りモータ及びY移動機構と送り量調整モータのそれぞれの連結を行うXクラッチ機構及びYクラッチ機構と、送り歯沈下レバーが作動位置にあるか否かを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に応じて送り量調整モータ及び左右送りモータを制御する制御手段とを備えたものである。
請求項(抜粋):
送り歯を前後左右及び上下に移動可能とし、ミシンベッドに設けられた針板から送り歯を出没させる送り歯移動機構と、縫い針の昇降駆動源として作用するミシン主モータと、針棒を左右方向に揺動可能とする針振りモータと、前記送り歯移動機構により送り歯を左右に移動させる駆動源として作用する左右送りモータと、前記送り歯移動機構により水平に移動する送り歯の布搬送ピッチを調整させる駆動源として作用する送り量調整モータとを有するミシンにおいて、前記送り歯移動機構に連結されると共に作動位置と不作動位置とに移動可能に保持され、作動位置へ移動させることにより、送り歯移動機構による送り歯の上下運動を遮断し、かつ送り歯を沈下位置に保持させる送り歯沈下レバー(96)と、ミシンベッド上方で布を水平に保持しつつ、互いに直行するX,Y両方向に沿って水平移動可能に支持される刺繍枠(30)と、この刺繍枠をX方向へ移動可能に支持するX移動機構(31〜37)と、この刺繍枠をY方向へ移動可能に支持するY移動機構(41〜45)と、前記送り歯沈下レバーの不作動位置より作動位置への切り換えに応じて前記X移動機構と前記左右送りモータ(51)との連結を行うXクラッチ機構(55,57,58)と、前記送り歯沈下レバーの不作動位置より作動位置との切り換えに連動して前記Y移動機構と前記送り量調整モータ(71)との連結を行うYクラッチ機構と(74,76,77)と、前記沈下レバーが作動位置にあるかを検出する検出手段(97)と、この検出手段の検出結果に応じて前記送り量調整モータ及び左右送りモータの駆動を制御する制御手段(100)とを備えたことを特徴とするミシンにおける刺繍縫い駆動装置。

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