特許
J-GLOBAL ID:200903001565617135

疲労強度に優れたブレーキディスク材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青野 順三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-032625
公開番号(公開出願番号):特開平10-212545
出願日: 1997年01月30日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 車両の高速化などと共にブレーキディスク材の疲労強度の向上が要求される。【解決手段】 従来、ブレーキディスク材として定評の固定したNi,Cr,Mo添加の低合金の片状黒鉛系鋳鉄材(NCM鋳鉄)に、Sn+Sb+Cuの合計を0.01〜0.50,Al:0.01〜0.10をさらに添加して微細層の基地を形成し、かつ、C重量%+[4.23-(Si重量%/3.2)]で算出される炭素飽和度(Sc値)を0.82〜0.91の範囲とした。第三の指標として管理の媒体に選んだSc値については、耐熱亀裂性において少なくともNCM鋳鉄の水準またはそれ以上を維持できることと、引張り・圧縮疲労限においてNCM鋳鉄を凌駕できることが両立する範囲から限定し、複雑に錯綜した耐熱亀裂性、引張り強さ、引張り・圧縮疲労限の各要素間の理想的な平衡関係を特定した。
請求項(抜粋):
重量%にしてC:3.10〜3.45,Si:1.10〜1.50,Mn:0.60〜1.00,Ni:1.00〜2.00,Cr:0.30〜0.60,Mo:0.30〜0.50,P:0.16以下,S:0.12以下の他、Sn+Sb+Cuの合計を0.01〜0.50,Al:0.01〜0.10を含んで残部がFeからなり、かつ、炭素飽和度(Sc値)=C重量%+[4.23-(Si重量%/3.2)]で算出される炭素飽和度が0.82〜0.91の範囲に限られることを特徴とする疲労強度に優れたブレーキディスク材。
IPC (2件):
C22C 37/00 ,  C22C 37/06
FI (2件):
C22C 37/00 C ,  C22C 37/06 Z
引用特許:
審査官引用 (7件)
  • 特公昭47-001878
  • 摺動部材
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-182381   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 特開昭59-001655
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