特許
J-GLOBAL ID:200903001568117451

塩化ビニル樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-197409
公開番号(公開出願番号):特開平6-041209
出願日: 1982年10月06日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【構成】塩化ビニル単量体単独または、これと共重合可能な単量体との混合物を、水性媒体中で重合する際、開始剤として一般式【化1】(式中のR1 、R2 はアルキル基を示す)で表わされる油溶性ラジカル開始剤(A)を用い、懸濁剤として平均重合度500〜2500、鹸化度65〜85モル%、4%水溶液の20°Cにおける粘度が50cp以下の部分鹸化ポリビニルアルコールおよび/または平均重合度70〜300、2%水溶液の20°Cにおける粘度が500cp以下である水溶性セルロースエステルを用い、炭素数2であるエチレン系不飽和塩素化炭化水素化合物(B)とメルカプト基およびカルボキシル基を有する含硫黄化合物(C)とNH4 基を有するアンモニウム塩からなる含窒素化合物(D)を、あるいは該含硫黄化合物(C)と該含窒素化合物(D)を添加して重合することを特徴とする塩化ビニル樹脂の製造方法。【効果】多孔質で残存VCM量が少なくしかもフィッシュアイが少なくかつ熱安定性の優れる塩化ビニル樹脂を提供する。
請求項(抜粋):
塩化ビニル単量体単独または、これと共重合可能な単量体との混合物を、水性媒体中で重合する際、開始剤として一般式【化1】(式中のR1 、R2 はアルキル基を示す)で表わされる油溶性ラジカル開始剤(A)を用い、懸濁剤として平均重合度500〜2500、鹸化度65〜85モル%、4%水溶液の20°Cにおける粘度が50cp以下の部分鹸化ポリビニルアルコールおよび/または平均重合度70〜300、2%水溶液の20°Cにおける粘度が500cp以下である水溶性セルロースエステルを用い、炭素数2であるエチレン系不飽和塩素化炭化水素化合物(B)とメルカプト基およびカルボキシル基を有する含硫黄化合物(C)とNH4 基を有するアンモニウム塩からなる含窒素化合物(D)を、あるいは該含硫黄化合物(C)と該含窒素化合物(D)を添加して重合することを特徴とする塩化ビニル樹脂の製造方法であって、油溶性ラジカル開始剤(A)の使用量が塩化ビニル単量体100重量部に対し0.03〜0.10重量部、不飽和塩素化炭化水素化合物(B)、含硫黄化合物(C)、含窒素化合物(D)の量は油溶性ラジカル開始剤(A)に対し、(A)/(C)/(D)=1/0.1〜0.5/0.1〜0.5あるいは(A)/(B)+(C)/(D)=1/5〜10/0.2〜0.7の重量比率の範囲で使用される方法。
IPC (4件):
C08F 2/20 MBF ,  C08F 2/20 MBK ,  C08F 2/38 MCL ,  C08F 14/06
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公平2-057561

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