特許
J-GLOBAL ID:200903001568153032

エンジンの点火時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-251582
公開番号(公開出願番号):特開平9-088786
出願日: 1995年09月28日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】筒内に供給される吸入空気量が急激に変化した場合でも、適正な点火時期制御を行うことで、エンジン出力、及び燃料消費率の向上を図る。【解決手段】点火対象気筒#iの排気行程の筒内圧力P0と、吸気行程における所定クランク角毎の筒内圧力P1〜P3を読込み(S13〜S16 、或いはS17 〜S20)、排気行程時に検出した筒内圧力P0と吸気行程における所定クランク角毎の筒内圧力P1〜P3との差圧に基づいて、ポンプ損失トルクTpを算出し(S21)、このポンプ損失トルクTpの逆数を大気圧等の空気密度に対する補正係数である気圧補正係数Kpで補正して、筒内に供給される吸入空気量の代表値Lを設定し(S23) 、この代表値Lとエンジン回転数NE とに基づきマップ検索により、基本点火時期ADVBASEを設定する(S24) 。点火対象気筒#iの排気行程から吸気行程にかけての筒内圧力変化に基づいて基本点火時期を設定しているため、吸入空気量の急激な変化に影響されずに、実際に筒内に供給された吸入空気量に対応した代表値Lを得ることが出来る。
請求項(抜粋):
筒内圧力を検出する筒内圧検出手段を気筒毎に配設するエンジンにおいて、エンジン運転時の所定クランク角に同期して出力するクランクパルスに基づきエンジン回転数を算出するエンジン回転数算出手段と、点火対象気筒に配設した上記筒内圧検出手段からの出力信号と上記クランクパルスとに基づき当該点火対象気筒の排気行程から吸入行程にかけての筒内圧力変化を算出すると共に、この筒内圧力変化に基づき筒内に供給される吸入空気量に対して減少関数的値を示すポンプ損失トルクを算出するポンプ損失トルク算出手段と、上記エンジン回転数と上記ポンプ損失トルクとに基づき点火対象気筒に対する基本点火時期を設定する基本点火時期設定手段とを備えることを特徴とするエンジンの点火時期制御装置。
IPC (2件):
F02P 5/152 ,  F02P 5/153

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