特許
J-GLOBAL ID:200903001624914114

自己破棄文書およびEメールメッセージシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平木 祐輔 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-504709
公開番号(公開出願番号):特表2000-501540
出願日: 1998年06月16日
公開日(公表日): 2000年02月08日
要約:
【要約】文書またはEメールメッセージにマクロまたはウィルスを添付することにより、所定の時間において文書またはEメールメッセージを自動的に破棄する、自己破棄文書またはEメールメッセージングシステムが得られる。マクロが作成され(220)、Eメールメッセージ(280)や文書(270)といったファイルが作成されるとこのマクロが添付される(230)。マクロは、所望の時間にウィルスが添付されたファイルを上書きおよび/または削除するようにコンピュータに命令する、実行可能コードあるいは実行可能プログラムの一部を含んでいる。
請求項(抜粋):
1. 実行可能モジュールが取付けられた文書を上書きおよび/または削除するようにコンピュータに命令する、前記実行可能モジュールを作成する段階と、 前記文書に前記実行可能モジュールを取付ける段階と、を有することを特徴とする自己破棄文書を作成するための方法。2. 前記実行可能モジュールが実行可能コードであることを特徴とする請求の範囲1に記載の自己破棄文書を作成するための方法。3. 前記実行可能モジュールが実行可能プログラムであることを特徴とする請求の範囲1に記載の自己破棄文書を作成するための方法。4. 前記実行可能モジュールがマクロであることを特徴とする請求の範囲1に記載の自己破棄文書を作成するための方法。5. 前記文書が開かれた際に、前記実行可能モジュールを実行する段階をさらに有することを特徴とする請求の範囲1に記載の自己破棄文書を作成するための方法。6. 自己破棄Eメールメッセージングシステムであって、 実行可能モジュールを有し、前記実行可能モジュールが、添付先のメッセージを削除するようにコンピュータに命令するように構成されており、 さらにEメールメッセージングシステムを有し、前記Eメールメッセージングシステムが、Eメールメッセージを作成して、これを送信するように構成されており、前記Eメールメッセージングシステムが、送信以前に、前記実行可能モジュールを前記Eメールメッセージに添付する、ことを特徴とする自己破棄Eメールメッセージングシステム。7. 前記実行可能モジュールが実行可能コードであることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。8. 前記実行可能モジュールが実行可能プログラムであることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。9. 前記実行可能モジュールがマクロであることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。10. 前記実行可能モジュールが、前記メッセージを空白文字で上書きするように構成されていることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。11. 前記実行可能モジュールが、所定の状態が発生した際に、前記Eメールメッセージの削除を行うようにコンピュータに命令するように構成されていることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。12. 前記所定の状態が日付であることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。13. 前記実行可能モジュールが、添付先の前記Eメールメッセージが開かれた際に実行するように構成されていることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。14. 前記実行可能モジュールが、添付先の前記Eメールメッセージが開かれた際に実行を開始するように構成されており、前記実行の最中に所定の状態が発生すると、前記実行可能モジュールが前記メッセージを削除することを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。15. 前記EメールメッセージがEメールメッセージ添付物であることを特徴とする請求の範囲6に記載のシステム。16. 前記実行可能モジュールが、所定の状態が発生した際に、前記Eメールメッセージ添付物を削除するようにコンピュータに命令するように構成されていることを特徴とする請求の範囲15に記載のシステム。17. 前記所定の状態が印刷、コピー、Eメールの転送であることを特徴とする請求の範囲16に記載のシステム。18. 前記文書が暗号化された文書であり、 前記実行可能モジュールが、所定の状態が発生した際に前記文書を解読するように、また、前記所定の状態が発生しない場合には前記文書を削除するようにコンピュータに命令するように構成されていることを特徴とする請求の範囲1に記載の方法。19. 前記メッセージが暗号化されたメッセージであり、 前記実行可能モジュールが、所定の状態が発生した際に前記メッセージを解読するように、また、前記所定の状態が発生しない場合には前記メッセージを削除するようにコンピュータに命令するように構成されていることを特徴とする請求の範囲6に記載の方法。20. デジタルオブジェクトを有する仮想コンテナを作成する方法であって、 仮想コンテナを作成する段階を有し、前記仮想コンテナが、コンピュータの電子記憶媒体内の連続する位置に存在し、前記仮想コンテナがヘッダ部分とデジタルオブジェクト部分とを有し、 前記仮想コンテナに挿入するためのデジタルオブジェクトを選択する段階と、 暗号化されたデジタルオブジェクトを作成するために、前記デジタルオブジェクトに暗号化技術を適用する段階と、 前記仮想コンテナのヘッダ部分内に、満了日を示す情報を書込む段階と、を有することを特徴とするデジタルオブジェクトを有する仮想コンテナを作成する方法。21. 仮想コンテナから文書を抽出する方法であって、 仮想コンテナのヘッダ部分から、満了日を示す情報を読出す段階を有し、前記仮想コンテナがコンピュータの電子記憶媒体内の連続する位置に存在し、前記仮想コンテナがヘッダ部分とデジタルオブジェクト部分とを有し、前記デジタルオブジェクト部分が暗号化されたデジタルオブジェクトを有し、 前記電子オブジェクトが満了した際に、前記情報に基づいて決定を行う段階と、 前記電子オブジェクトが満了した場合に、前記仮想コンテナの前記デジタルオブジェクト部を空白データで上書きする段階と、 前記デジタルオブジェクト部分から前記デジタルオブジェクトを読出し、前記デジタルオブジェクトが満了していない場合には、前記デジタルオブジェクトに解読技術を適用する段階と、を有することを特徴とする仮想コンテナから文書を抽出する方法。22. 仮想コンテナシステムであって、 コンテナクリエータユーティリティを有し、前記コンテナクリエータユーティリティが、コンピュータの電子記憶媒体内の連続する位置に存在する仮想コンテナを作成し、前記仮想コンテナがヘッダ部分とデジタルオブジェクト部分を有し、コンテナオープナユーティリティが、ユーザからデジタルオブジェクト選択と満了日選択とを受取り、暗号化されたデジタルオブジェクトを作成し、また、前記仮想コンテナの前記デジタルオブジェクト部分に前記暗号化されたデジタルオブジェクトを書込むために、前記コンテナクリエータが選択されたデジタルオブジェクトに暗号化技術を適用し、前記コンテナクリエータが、前記仮想コンテナのヘッダ部分に満了日を示す情報を書込み、 前記コンテナオープナユーティリティをさらに有し、前記コンテナオープナユーティリティが、前記仮想コンテナのヘッダ部分から満了日を示す前記情報を読出し、前記コンテナオープナが、前記電子オブジェクトが満了しているかどうかを前記情報に基づいて決定し、前記電子オブジェクトが満了している場合、前記コンテナオープナが前記仮想コンテナのデジタルオブジェクト部分を空白データで上書きし、前記コンテナオープナが、前記デジタルオブジェクトが満了していない場合、前記暗号化されたデジタルオブジェクトをデジタルオブジェクトから読出し、前記デジタルオブジェクトに解読技術を適用する、ことを特徴とする仮想コンテナシステム。23. 仮想コンテナを作成し、仮想コンテナからデジタルオブジェクトを抽出する方法であって、前記仮想コンテナを作成する方法が、 仮想コンテナを作成する段階を有し、前記仮想コンテナがコンピュータの電子記憶媒体内の連続する位置に存在し、前記仮想コンテナがヘッダ部分とデジタルオブジェクト部分とを有し、 前記仮想コンテナに挿入するデジタルオブジェクトを選択する段階と、 暗号化されたデジタルオブジェクトを作成するために、前記デジタルオブジェクトに暗号化技術を適用する段階と、 前記デジタルオブジェクトに前記暗号化されたデジタルオブジェクトを書込む段階と、 前記デジタルオブジェクトの満了日を選択する段階と、 前記仮想コンテナのヘッダ部分に、満了日を示す情報を書込む段階と、を有し、 さらに、前記仮想コンテナから文書を抽出する方法が、 仮想コンテナのヘッダ部分から満了日を示す情報を読出す段階と、 前記電子オブジェクトが満了しているかどうかを、前記情報に基づいて決定する段階と、 前記電子オブジェクトが満了している場合に、前記仮想コンテナの前記デジタルオブジェクト部分を空白データで上書きする段階と、 前記デジタルオペレーションが満了していない場合に、前記デジタル上書き部分からデジタル上書きを読出し、前記デジタルオブジェクトに解読技術を適用する段階と、を有することを特徴とする、仮想コンテナを作成し、仮想コンテナからデジタルオブジェクトを抽出する方法。24. 前記仮想コンテナを作成する段階が、コンテナヘッダとデジタルオブジェクトヘッダとを作成する段階を有し、前記コンテナヘッダが、コンテナ名を含むコンテナに関する情報を有し、前記デジタルオブジェクトヘッダが、デジタルオブジェクト名を含むデジタルオブジェクトに関する情報を有することを特徴とする請求の範囲20に記載の方法。25. 満了日を示す情報を書込む前記段階が、前記情報を前記コンテナヘッダに書込むことを特徴とする請求の範囲24に記載の方法。26. 満了日を示す情報を書込む前記段階が、前記情報をデジタルオブジェクトヘッダに書込むことを特徴とする請求の範囲24に記載の方法。27. 前記仮想コンテナに挿入するデジタルオブジェクトを選択する前記段階が、前記仮想コンテナに挿入する複数のデジタルオブジェクトの選択を含む段階と、 暗号化技術を適用する前記段階が、複数のデジタルオブジェクトの各々に前記暗号技術を適用する段階と、 前記デジタルオブジェクト部分に前記暗号化されたデジタルオブジェクトを書込む前記段階が、前記デジタルオブジェクト部分に、暗号化されたデジタルオブジェクトの各々を書込む段階と、 満了日を選択する前記段階が、前記複数のデジタルオブジェクトの各々に満了日を選択する段階と、 情報を書込む前記段階が、前記デジタルオブジェクトの各々の満了日を示す情報を、関連するデジタルオブジェクトヘッダに書込む段階と、を有することを特徴とする請求の範囲24に記載の方法。28. 前記仮想コンテナを作成する段階が、コンテナヘッダとデジタルオブジェクトヘッダとを作成する前記段階を有し、前記コンテナヘッダが、コンテナ名を含む前記コンテナに関する情報を有し、前記デジタルオブジェクトヘッダが、デジタルオブジェクト名を含む前記デジタルオブジェクトに関する情報を有することを特徴とする請求の範囲23に記載の方法。29. 満了日を示す情報を書込む前記段階が、コンテナヘッダへの前記情報の書込みを有することを特徴とする請求の範囲28に記載の方法。30. 満了日を示す情報を書込む前記段階が、前記デジタルオブジェクトヘッダへの前記情報の書込みを有することを特徴とする請求の範囲28に記載の方法。31. 前記仮想コンテナに挿入するデジタルオブジェクトを選択する前記段階が、前記仮想コンテナに挿入する複数のデジタルオブジェクトの選択を有する段階と、 暗号化技術を適用する前記段階が、前記暗号化技術を複数のデジタルオブジェクトの各々に適用する段階と、 前記暗号化されたデジタルオブジェクトを前記デジタルオブジェクト部分に書込む前記段階が、前記デジタルオペレーション部分に前記暗号化されたデジタルオブジェクトの各々を書込む段階と、 満了日を選択する前記段階が、前記複数のデジタルオブジェクトの各々に満了日を選択する段階と、 情報を書込む前記段階が、前記デジタルオブジェクトの各々の満了日を示す情報を、関連するデジタルオブジェクトヘッダに書込む段階と、を有することを特徴とする請求の範囲28に記載の方法。 32. 破棄可能なデジタルオブジェクトを受信者に送信する方法であって、 仮想コンテナを作成する段階を有し、前記仮想コンテナが、コンピュータの電子記憶媒体内の連続する位置に存在し、前記仮想コンテナがヘッダ部分とデジタルオブジェクト部分とを有し、 前記仮想コンテナに挿入するデジタルオブジェクトを選択する段階と、 暗号化されたデジタルオブジェクトを作成するために、前記デジタルオペレーションに暗号化技術を適用する段階と、 前記デジタルオブジェクト部分に前期暗号化されたデジタルオブジェクトを書込む段階と、 前記デジタルオブジェクトに満了日を選択する段階と、 前記仮想コンテナのヘッダ部分に、満了日を示す情報を書込む段階と、 前記仮想コンテナとコンテナオープナユーティリティとを受信者に送信する段階とを有し、前記コンテナオープナユーティリティが、受信者によって呼出された際に、前記仮想コンテナのヘッダ部分から満了日を示す情報を読出し、前記電子オブジェクトが満了しているかどうかを前記情報に基づいて決定し、前記電子オブジェクトが満了している場合には、前記仮想コンテナのオブジェクト部分を空白データで上書きし、前記デジタルオブジェクトが満了していない場合には、前記デジタルオブジェクト部分から前記暗号化されたデジタルオブジェクトを読出し、前記デジタルオブジェクトに解読技術を提供する、ことを特徴とする破棄可能なデジタルオブジェクトを受信者に送信する方法。33. 前記仮想コンテナがインターネットを介して送信されることを特徴とする請求の範囲32に記載の方法。34. 前記ヘッダ部分が、コンテナヘッダとデジタルオブジェクトヘッダを有し、各デジタルオブジェクトが、前記仮想コンテナ内の関連するデジタルオブジェクトヘッダ付近に配置されていることを特徴とする請求の範囲27に記載の方法。35. 前記ヘッダ部分が、コンテナヘッドとデジタルオブジェクトヘッドとを有し、各デジタルオブジェクトが、前記仮想コンテナ内の関連するデジタルオブジェクトヘッダ付近に配置されていることを特徴とする請求の範囲31に記載の方法。36. 前記デジタルオブジェクトが文書であることを特徴とする請求の範囲21に記載の方法。37. 前記デジタルオブジェクトが文書であることを特徴とする請求の範囲22に記載の方法。38. 前記デジタルオブジェクトが文書であることを特徴とする請求の範囲23に記載の方法。39. 前記デジタルオブジェクトが文書であることを特徴とする請求の範囲32に記載の方法。40. 前記デジタルオブジェクトがプログラムであることを特徴とする請求の範囲21に記載の方法。41. 前記デジタルオブジェクトがプログラムであることを特徴とする請求の範囲22に記載の方法。42. 前記デジタルオブジェクトがプログラムであることを特徴とする請求の範囲23に記載の方法。43. 前記デジタルオブジェクトがプログラムであることを特徴とする請求の範囲32に記載の方法。
IPC (3件):
G06F 13/00 351 ,  H04L 12/54 ,  H04L 12/58
FI (2件):
G06F 13/00 351 G ,  H04L 11/20 101 B
引用特許:
審査官引用 (3件)

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