特許
J-GLOBAL ID:200903001628654729

一酸化炭素濃度低減装置および一酸化炭素濃度低減方法並びに一酸化炭素選択酸化触媒

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-279694
公開番号(公開出願番号):特開平11-102719
出願日: 1997年09月26日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 改質反応の活性が充分に高くなる温度範囲をより広くする、特に、充分に活性が高い温度範囲の下限を、燃料電池の運転温度により近づける。【解決手段】 燃料電池装置10は、改質部32において、水蒸気改質反応によって水素リッチガスを生成し、これを燃料ガスとして燃料電池20に供給する。改質部32から排出される水素リッチガスは所定量の一酸化炭素を含有するため、燃料電池20に先立ってCO選択酸化部34を設け、水素リッチガス中の一酸化炭素濃度を低減する。ここで、CO選択酸化部34は、主成分であるルテニウムに加えてリチウムを含有する一酸化炭素選択酸化触媒を備えており、燃料電池20に接続する負荷が変動するときにも、CO選択酸化部34の内部温度の制御が容易となり、水素リッチガスを燃料電池20に供給する際にも水素リッチガスの温度調節が不要となる。
請求項(抜粋):
水素リッチガス中に含まれる一酸化炭素を酸化することによって、該一酸化炭素の濃度を低減する一酸化炭素濃度低減装置であって、前記水素リッチガスの供給を行なう水素リッチガス供給手段と、前記一酸化炭素を酸化するために用いる酸素を含有する酸化ガスの供給を行なう酸化ガス供給手段と、一酸化炭素を選択的に酸化する一酸化炭素選択酸化反応を促進し、主成分としてルテニウムを有する一酸化炭素選択酸化触媒を備え、前記水素リッチガス供給手段と前記酸化ガス供給手段から、それぞれ前記水素リッチガスおよび前記酸化ガスの供給を受け、前記一酸化炭素選択酸化反応によって、前記水素リッチガス中に含まれる一酸化炭素を選択的に酸化する一酸化炭素選択酸化反応部とを備え、前記一酸化炭素選択酸化触媒は、ルテニウムと共に用いることにより、前記一酸化炭素選択酸化反応を促進可能な温度範囲を増大させる効果を有するアルカリ金属元素をさらに備える一酸化炭素濃度低減装置。
IPC (3件):
H01M 8/06 ,  C01B 3/38 ,  C01B 3/58
FI (3件):
H01M 8/06 G ,  C01B 3/38 ,  C01B 3/58

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